夏柳気持ち良さげに風任せ
仕組債デリバティブをや梅雨寒し
蝸牛(かたつむり)ヨネとイサムの和解とす
(スライドマントラ)夏の大地の魂の響きあい
梔子の花良心は羅針盤
NHK俳句
選者 髙柳克弘 ゲスト 武藤十夢 司会 武井壮
■冒頭の俳句
雷鳴やすでにはげしき草の雨 髙柳克弘
俳句と映像 7月の題「雷」
昇降機しづかに雷(らい)の夜を昇る 西東三鬼
■入選九句 兼題「雷」
雷雲迫る橋脚打音検査かな 早川たから
雷の終わり参考書にライン 梅鶏
雷轟(らいごう)に伏すや這松(はいまつ)より低く 木村裕子
遠雷や母の腕(かいな)を拠(よりどころ) 籾田(もみた)あやの
雷神を躱(かわ)し紀国(きのくに)一回り 平田あい
雷や獣医の腕に傷あまた 橋口賢一郎
遠雷や野良犬のゐた通学路 円道実花
阿の胸筋吽の腹筋雷迸(はし)る 岡一夏
その時の雷語る身振りかな 手島百合子
■お題動画で一句
五里四方凡(すべ)ての音の雷となり 武井壮
絶巓(ぜってん)に落ちてしずかや雷の塔 髙柳克弘
(絶巓とは山野絶頂 いただき)
0 件のコメント:
コメントを投稿