甌穴(おうけつ)へ流るる時間夏の庭
スナゴケへ呟きかけん朝涼し
雨だれに打たれた時間夏の夜
虹の帯山低ければ谷浅し
夏の灯や言葉捕まえ遊ぶ夜
種田山頭火の言葉
「無理をするな、素直であれ。
すべてがこの語句に尽きる、
この心構えさえ失わなければ、
人は人として十分に生きてゆける。」
「捨てきれない荷物のおもさまへうしろ。」
「おこるな しゃべるな むさぼるな
ゆっくりあるけ しっかりあるけ。」
「また見ることもない山が遠ざかる。」
「大正十五年四月、
解くすべもない惑ひを背負うて、
行乞流転の旅に出た。」
「ああ酒、酒、酒、酒ゆえに生きても来たが、
こんなものになった。
酒は悪魔か仏か、毒か薬か。」
「どうしようもない私が歩いている。」
「人生は奇跡ではない、軌跡である。」
■名言
山下清 曰く
「おにぎりが
もらえるまで歩くから、
もらえないってことはないんだな。」
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