2022年7月30日土曜日

風死すとお役立ち哲学

神山のレンゲショウマが咲きました
夏山や薄紫が埋め尽くす
風を受くレンゲショウマの涼気かな
温度計数字がかすむ暑熱(しょねつ)かな
夏風邪か?低血圧か?頭痛かな

■一分季語ウンチク 風死す

これは天文の季語になります。
夏のとてつもなく暑い時期に
風もぴたりと止んで凪の状態に
突入することがあります。
その状況を「風死す」というわけです。
当然風が吹いていないのだから
それによって動くはずのいろんな物
例えば旗だったり風車などがすべて止まっていて
ただじわじわと気温と静かに過ごす
人や物の姿だけがあると…。
そんな時に使われる季語です。
ただの凪ではなく「死す」という
この象徴的な言葉が使われることからも
この季語はすごく印象深いものとして
扱われるくがあります。
例えば歳時記の例句を見ると
「烏骨鶏駆け抜けし庭風死せり」倉橋羊村
の句などがあります。
力強く駆け抜けていく烏骨鶏
それに対してひたすら広がっている暑さ
なんとも強烈な対比です。

■ロッチと子羊 より
お役立ち哲学

フロム 曰く
「今日のお役立ち哲学
 周囲から愛されるのではなく
 自分自身を愛することから
 始めましょう。」

ウィトゲンシュタイン 曰く
「言語ゲームを理解すれば
 誰とでも話すことが
 できるようになります。」

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