2022年7月3日日曜日

あとから来るもののために 坂村真民

永遠へ今を継続椿挿す
刻々と過ぎ去りし日々五月闇
夏の樹々能ある菌は爪隠す
鶏鳴(けいめい)を待つ人無情夏灯(ともし)
宗祇水(そうぎすい)飲んだことすら走馬灯

夏井いつき俳句チャンネル より
【いい詩と出会いました】『あとから来る者のために』

あとから来るもののために
坂村真民

あとから来るもののために
田畑を耕し
種を用意しておくのだ
山を川を海を
きれいにしておくのだ
ああ
あとから来るもののために
苦労をし我慢をし
みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
みなそれぞれ自分にできる
なにかをしてゆくのだ

いつき組の理念と一致!
裾野を広げれば山は大きくなっていく。
百年後、二百年後のために今種を蒔いておくべき。
俳句を使って言葉を育てる!
言葉が育つと心も育つ!
これは生きていくうえでも
大切な人間関係ではないでしょうか❓
自分のためではなくあとから来るもののため…。
「文化を生業にしている人間は
決して文化を食い物にしてはならない。」
と、言う最後の纏めの言葉に感銘を受けました。
しかし、俳句甲子園で毎年繰り返されている
ディベートはいかがなものかと…。
私には汚点にしか見えないのですが…。

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