2022年5月28日土曜日

待てで一句

新しきもの受け入れられず髪洗ふ
相手した吾の愚かさや草茂る
夏めくやアップできずにまた削除
不出来な子親を看取らん過疎の夏
玉葱と蕎麦粉不足の夏来る

プレバト纏め 2022年5月26日
待てで一句

永世名人 富美男のお手本
梅沢富美男
まろび来る仔犬に夏の陽の香り
添削(「まろび来る」は転がるように来る様子)
まろび来る仔犬は夏のの香よ

永世名人への道
千原ジュニア
帰省して貼られたままの犬シール
(「して」は「せり」が定石。
 「して」「まま」としたことで感情表現が上手くできた。)

横尾渉
夕立晴モップのごと微睡む犬
添削(「ごと」は五六六の韻律と密接に関係。中七は定石。
   添削の字余りは余韻の効果を持つ。)
夕立晴モップのような犬微睡む
夕立晴モップのように犬微睡む

1位 的場浩司
老犬や腹見せ眠る薄暑光
(衰えた老犬の哀れな感じを出すならとアドバイス。)
老犬は眠る薄暑の腹さらし

2位 小池美波
五月晴れ肉球あつし初散歩
添削(三段切れ。
   「厚い・熱い」が曖昧で季語がぼんやりしてしまった。
   語順を変え句またがりにする。)
肉球あつし五月晴れの散歩

3位 蛙亭イワクラ
ソーダ水結露が染みる珪藻土
添削(表現したいことが自分でもわかっていない。)
待てできぬ仔犬とソーダ水の結露

4位 三田寛子
初口上頭垂れ見る若楓
添削(読解不能。
   具体的な映像をどれだけ丁寧に描写出来るかが俳句。)
若楓初口上の健気な手

次回のお題は「突然の雨」

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