2022年5月21日土曜日

町中華で一句

夏霞円の時代の到来か
円安が米経済を破壊する(無季句)
糞ころがしやしなやかにしたたかに
輸入から輸出へ変わる企業なし(無季句)
汗みずく円安活かす企業たれ

プレバト纏め 2022年5月19日
町中華で一句

永世名人富美男のお手本
梅沢富美男
舌先を花山椒に噛まれけり
添削(「けり」は前から続いていた状況に
今、気づいたと言うという時に使う。のだとか…。)
舌先を噛まれ花山椒ぴりり
舌先を噛まれ花山椒かおる

永世名人への道
村上健志
空焼きの中華鍋背に胡瓜噛む
添削(「空焼き」「中華鍋」と調和する季語を選ぶべき。
   質量のバランスが悪い。対比より中和の方向が良い。)
中華鍋空焼き蒜(にんにく)を剥きつつ

藤本敏史
夏めくやこれより打ち出す中華鍋
添削(「打ち出し」とは1枚の鉄板をハンマーで叩き
   鍋の形にまげていく製法。五四四五のリズムだとか…)
これよりの夏や打ち出す中華鍋

1位 久代萌美
こどもの日ロボット削る刀削麺
(「刀削麺」とは中国から伝来した包丁で生地を削り作る麺のこと。)

2位 篠原ゆき子
二度見かな嫗(おうな)の盛り飯扇風機
添削
嫗食う山盛りの飯扇風機

3位 大友康平
暖簾越し胃袋つかむ夏座敷
添削(季語の選択ミス。「夏座敷」とはふすま・障子などを
   取り外した風通しの良い座敷のこと。)
夏きたる町飯店のスープの香

4位 板東龍汰
青山河シビレ驚き走り出す
添削(「青山河」とは夏の青葉が生い茂る山川のようす。)
山椒の実噛んでシビレて走り出す

次回のお題は「待て」

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