五月田(さつきだ)へ勢いつけて風の舞う
夏の道種は飛ばされ来世は
混沌とした日常を柿若葉
夏の月これは地震か強風か
燕の子ひもじき時間を過ごしけり
◆川面吹き青田吹き風袖にみつ 平塚らいてう
◆夏井いつき俳句チャンネル
■【第4回尻二字三角パス】
後半戦!組長は尻二字「チェロ」にどう返す?
ペンパルは鍛冶屋ウクライナは向日葵
わり合わん仕事よ釘鍛冶屋の朧 家藤正人
ぼろんぼろん爪弾きの花のチェロ ローゼン千津
ちぇ論外の春だぜ綿菓子はべとべと 夏井いつき
ベトネベートよつぶらなる汗のふぐり 家藤正人
ぐりぐらもう一回読んで端午の節句 ローゼン千津
■【NHK学園 秋の誌上俳句大会】
正人が選者をします!他3人の選者に正人が萎縮?
水は木に気はまた鳥に春のくる 家藤正人
風まとふ大つぶの雨吾赤紅 井上康明
きのふとは一日限り鳥雲に 片山由美子
一書抜き十書が梅雨の書架 能村研三
◆一分季語ウンチク 筍流し
「流し」という言葉は湿気を含んで
雨を伴うことの多い南風のことです。
この「筍流し」とは天文の季語になります。
「筍」が生えてくる初夏に頃に吹く「流し」ということで
「筍流し」と呼ばれています。
「茅花(つばな)流し」と言う季語もあるのですが
「茅花流し」は茅花が咲く頃に吹く南風のことです。
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