2022年4月30日土曜日

ゴールデンウイークで一句

蜂吹くや公共電波の春怒涛 
マスコミよ公平であれ春の泥
偏った主張を連呼春愁う
洗脳はしてもされても霜の果
春の潮日増しに加速する怒り

プレバト 2022年4月28日
ゴールデンウイークで一句

永世名人富美男のお手本
梅沢富美男
暁光(ぎょうこう)や桜隠しの五稜郭
添削(型の選択ミス。「暁光」と「五稜郭」という硬いものの中に
   柔らかなたおやかな繊細な季語が沈んでしまう。
   句またがりの型を使うべきだった。語順が違う。)
桜隠しや暁の五稜郭

特待生昇格試験
横尾渉
函嶺(かんれい)のスイッチバック朝燕
(函嶺は箱根山の別称。俳句はつかず離れずが大事。
スイッチバックと朝燕のつかず離れずの関係が良い。)

中田喜子
竹割つて垂直線のこどもの日
添削(勢いが足りない。骨格は素晴らしい。
   「竹割つて」という促音便は適切ではない。大事なのは「垂直線」。)
竹を割る垂直線やこどもの日

1位 田辺智加
亀鳴くやお辞儀が深いグラウンド
添削(亀鳴くは春の季語。
   春になり亀すら微かに鳴くように思えること。春の夕暮れ時。)
亀鳴くや一礼深きグラウンド

2位 高橋真麻
抱きしめた子の髪ふわり菖蒲の香
添削
抱きしめる子に菖蒲湯の香のほのか

3位 中川翔子
尾を張って猫も眺める鯉のぼり
添削
尾を立てる猫よ鯉のぼりは風に

4位 勝村政信
飛び石の蛙声(あせい)静まる靴の音
添削(「古池や蛙飛び込む水の音 松尾芭蕉」の本歌取り?
   私は違うと思いますが…。)
飛び石をゆけば蛙の声やみぬ

次回のお題は「動物図鑑」

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