春の暮名もなき人のあるがまま
花過ぎて心ぶつぶつ揺蕩う陽
八朔柑剥きて親指骨折す
行く春や節くれ立った指隠し
春の景ニホンカモシカ神山へ
■一分季語ウンチク 「紫雲英(げんげ)畑」
ジャンル 植物・仲春
これは蓮華草のことです。
春の田んぼになる前の状態で紫雲英畑がザーッと
広がっている光景を目にしたことがある方も
いらっしゃるかもしれません。
収穫を終えた後の田に蒔いておいて
地面の地の力を回復させて春になったら
それを全部土につき込んでいく。
有機農法の一環としてこの「紫雲英」を蒔く
ということが行われているというわけです。
化学肥料の発達によって一時期衰退していたのですが
今また有機農法などに着目されることによって
「紫雲英」が蘇ってきているという地方もあるようです。
■100分de名著
マルティン・ハイデガー著「存在とは何か」より
安らぎとは何ですか?
戸谷洋志氏 曰く
「ハイデガーが安らぎの反対として捉えているのは
不安ではなく、世人の中に飲み込まれていくこと。
不安の中に踏み止まることができるのであれば
それを安らぎとみなすことができる。」
0 件のコメント:
コメントを投稿