寝息立て大の字の猫扇風機
這い這いの赤児尻振り海の家
扇風機手を振り赤児近づかん
魚をひょいと捕まえる猫夏旺ん
油照弱さ暗さの移りくる
一分季語ウンチク「振舞水」
とても暑い夏の盛りに
道をゆく人や旅人に対して
水をどうぞと飲めるように
飲み水、打ち水、そして柄杓など
汲むものを一緒に置いておく
そういったものを「振舞水」
とよんだとのことです。
最早これはかなり現代からは
取り残された絶滅寸前季語な
匂いもしてきます。
「日盛りをゆく通行人に
自由に振る舞って飲ませる」
という記述が歳時記にあるのですが
今となっては自動販売機でしたり
コンビニなど水をいくらでも
入手できるようになった現代の中で
追いやられつつある季語なのかもしれません。
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