(2021年)秋暑し疑心暗鬼のカレンダー
中途半端な自粛強いられ秋暑かな
秋風や母が反面教師なの
ギリシャ文字変異するごと盆の波
ヨーグルト梨を浮かべて朝の風
NHK俳句 兼題「天の川」
選者 岸本尚毅さん ゲスト 加納愛子さん
冒頭の俳句
天の川昭和の猫は死に絶えて 岸本尚毅
加納愛子さんは自由律俳句に衝撃を受けられ
尾崎放哉に嵌っておられるそうです。
テーマ「俳句と想像力」
今回は「悠久や永遠を想像する」
荒海や佐渡に横たふ天の川 芭蕉(奥の細道)
天の川禽獣の夢ちらかりて 飯島晴子
今回のお気に入り
その日まで草刈りをする天の川 静岡県浜松市 林吉介
天の川両手広げて我沈む 兵庫県川西市 大東美智子
「銀河」の例句をご紹介くださいました。
わが終り銀河の中に身を投げん 高浜虚子
虚子が銀河を詠んだ俳句
(前書「7月23日夜12時、蚊帳を出て雨戸を開け、銀河の空に対す」)
虚子一人銀河と共に西へゆく
銀河中天老の力をそれに得つ
銀河西へ人は東へ流れ星
西方の浄土は銀河落るところ
昼は机に向ひ夜は銀河に対す
我が思ひ殊に銀河は明らかに
なつかしの戸閉める隣月更けて
岸本教官の添削道場
減便の銀河に一機遠機影
添削
減便や銀河に遠き一機影
誰ぞ呼ぶ銀河の電波受信せり 中田喜子
添削(誰を我もしくはサツに変えてみると面白い。)
銀河より来たる電波や誰を呼ぶ
天の川後部座席に流れけり Aマッソ加納愛子
参考(驚きからつまらなくしてみた。私だったら「へ」とします。)
天の川後部座席を流れけり
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