2021年8月13日金曜日

兼題「ばった」

寒蝉(かんせん)鳴く隣県からの来客
極楽寺マスク姿の秋遍路
ぬか床にオクラ寝かせて待つ時間
手花火や父母の喧嘩と黙然と
若き男に群がる老女花とり日

NHK俳句 兼題「ばった」
選者 鴇田智哉 ゲスト 茂木健一郎 司会 岸本葉子
冒頭句
おぼろ夜のかたまりとしてものおもふ   加藤楸邨

「句のひとみ」になって読む
鳥が目をひらき桜を食べてゐる   鴇田智哉

今回のお気に入り
一瓦(ぐらむ)の螇蚸(ばった)を今日の単位とす   西川由野
吊り橋をばったの息と渡りけり   竹内一二
すぐ前を遥か前へとばった跳ぶ   山下勝義

会をしに出てゆく秋の体たち   鴇田智哉

茂木健一郎氏の言葉
「前頭葉を休めつつ前頭葉で拾う。
 高度な働き。
 無意識を耕さないとひらめきは出てこない。
 いくらぼんやりしていても…。」

俳句の為の「脳トレーニング」
パターンと学習 良い俳句をたくさん読む
強制すること。タイムプレッシャーをかける。
即効性のプレッシャー。
俳句はアスリート。

茂木健一郎さま!最高に勉強になりました。
またのご出演を楽しみにお待ち申し上げております!

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