目薬を 点して目を閉じ 秋を寝る
木守柿 宙にひとつの 色となり
銀杏の 襲撃受けし 道のある
規格外の 甘藷もらひて 茹で干しに
プレバト纏め 2018年10月18日
「運動会」で一句
1位 潮田玲子
爽やかに 早まる鼓動 待つバトン
↓(爽やかは秋の時候の季語
季語の巧みな選択からの中七の緊張感)
爽やかに 早まる鼓動 バトン待つ
2位 山口真由
運動会 駆け抜ける子の 腿の無垢
↓(小さな部分に焦点を絞る 小さく切り取る)
運動会 駆け抜ける子の 腿清し(すがし)
3位 前田吟
秋の朝 爺の張り切る 陣地取り
↓(光景が解かるような言葉の選択をする)
運動会 朝の陣取り 役は爺
4位 銀シャリ 橋本直
まかせとけ 逞しき君 風の秋
↓(爽やかさを感じる季語 明確に場面を切り取る)
まかせとけ バロン受けとる 風の秋
5位 Kis-My-Ft2 二階堂高嗣
レンズ越し 我が子の涙は 身に入む(しむ)
↓(身に入むは秋の時候の季語 心理的な意味が入っている
痛切に骨に沁みるくらいに 人生の寂寥感を表現する季語)
レンズ越し 運動会の 子の涙
特待生昇格試験
千原ジュニア
運動会 アキレス腱の 切れる音
↓(報告になっている 緊迫感の季語を入れる
いつも経験を生々しく詠んでいる)
秋天を仰ぐ アキレス腱 切れる
三遊亭円楽
段雷に 靴紐きつく 秋の朝
(段雷とは音物の花火・昼花火の事 見事な省略
俳句の定石の一つに上五の最後の「に」は立ち止まって考えるがある。
それは散文的になるからです
今回はそれをきっかけにという意味なので良い
「に」によって結ぶを省略している)
次回のお題は「晩秋のレストラン」
最近、言葉選びや考え方に自分が出てきました。
これは良い事なのでしょうか?
それとも向上をそぐ行為なのでしょうか?(謎!)
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