2018年9月30日日曜日

秋風羽織の手紙

吾の心 軽んじられし 夜長かな
供養する ジビエ料理に 秋の声
ふわふわと 何を思うて 秋の蝶
悶絶し 声なき声や 野分跡
生と死の 狭間を生きる 吾亦紅

ついに「半分青い。」が最終回を迎えました。
最終回イブの日の感動を記しておきます。

928日 「半分、青い。」 より

鈴愛 律君 元気だろうか?
短い手紙を書きます。
人生は希望と絶望の繰り返しです。
私なんか、そんな酷い人生でも
大した人生でもないのにそう思います。
でも、人には創造力があります。
夢見る力があります。
生きる力があります。
明日、これから、どんなに酷い
今日からだって夢見る事はできます。
希望を持つのは、その人の自由です。
もう、だめだと思うか、いや行ける
先はもっと明るいと思うかはその人次第です。
律君と鈴愛にはその強さがあると信じています。

秋風羽織 より

2018年9月29日土曜日

郵便ポストで一句

突然に 抱き寄せられた 月の宴
映える月 落ち行く秋の 艶やかさ
衣被(きぬかつぎ)月を想うて 手が伸びて
鶏頭や 子規の句浮かび 口遊み
思ふても 思ひは通じず 思ひ草

プレバト纏め 2018927
2018 金秋戦 決勝戦

「郵便ポスト」で一句

1位 梅沢富美男
廃材の ポストに小鳥 来て夜明け
季語 小鳥 渡り鳥や山地から人里に降りてくる小鳥

2位 村上健志
無風なり 紙ナプキンの 置き手紙

3位 千原ジュニア
御出席の 葉書投函 秋日和
17音の詩になっている。
季語を菊日和・鵙日和とする事で
詠んだ人の心情が込められる。

4位 藤本敏史
秋月や パリの封筒 切るナイフ
月清(さや)か パリの封筒 切るナイフ

5位 横尾渉
ニュータウンの 剥げたポストや 降(くだ)り月
↓句の内容と対比する季語を置く事で効果が際立つ。
ニュータウンの 剥げたポストや 月煌々
  
6位 中田喜子
ポストへと 合鍵返し 秋夕焼け
↓助詞の使い方、語順、動詞の選択
合鍵は ポストへ返し 秋夕焼け

7位 石田明
秋の雨 投函口に 残る指
↓たじろぐは迷ったりひるんだりする事。
秋雨や 投函口に たじろぐ指

8位 東国原英夫
星月夜 赤ちゃんポスト 動きをり
↓星月夜は星々が月夜のように明るい綺麗で優しい季語
赤ちゃんポストに 赤ちゃん動く 星月夜

さすが!決勝戦!見応えがありました。
夏井いつき先生には、もう少し説明して欲しかった句がありました。
これだけの題材がありながら、勿体ないと思いました。
俳句への熱がまたまた高まりました。
俳句って本当に奥深いですね・・・。

2018年9月28日金曜日

紅葉で一句

秋の陽に 眠り邪魔され おほあくび
「きみに読む物語」見た 紫苑咲く
友達は 自然にできる 寝待月
吾の味方なり 森羅万象 秋の宙
湯に浸かり 鈴虫の声 耳にして

プレバト纏め 2018927日 金秋戦予選

予選のお題は「紅葉」で一句

1位 石井明
紅葉ふる コントラバスを 弾くはやさ  

2位 千原ジュニア
750cc(ななはん)の アクセル戻し 紅葉踏む
↓時間軸に沿って詠む 
アクセルを 戻し750cc 紅葉踏む
↓経験から取材する事で新鮮な材料がある
紅葉踏む 750cc アクセルを戻し

3位 中田喜子
耳すます 闇の羽音や 紅葉谷
↓欹てるとは注意して聞いたり見たりする事
欹(そばだ)てる 闇の羽音や 紅葉谷

4位 岩永徹也
千本鳥居 紅葉辿りて 神隠し
↓違った紅を入れ込んでいる
千本鳥居 辿り紅葉の 神隠し

5位 ミッツ・マングローブ
色ながら散る 今夜から 横恋慕
↓色ながら散るの傍題は紅葉かつ散る バランスが問題
色ながら散るや 今宵の 横恋慕

6位 千賀健永
地球の血潮ぞ 足下の 紅葉谷
↓高低差の表現が見事 上の句の大袈裟な表現は問題
地の噴きし 血潮か 紅葉谷足下

7位 三遊亭円楽
老いてなお 色変えぬ松 芸の道
↓色変えぬ松は晩秋に木々が紅葉落ち葉する中
 松が緑でいる事を讃えた秋の季語
老いて 色変えぬ松あり 芸の道
↓追悼句は対象者を明確にする言葉を入れる
色変えぬ松 高座に遺す 扇子(かぜ)一本

8位 柴田理恵
主なき庭に 満天星紅葉 燃ゆ
↓満天星紅葉とはドウダンツツジの葉が紅葉する季語
 紅葉と燃ゆは相当の覚悟が必要
荒れ兆す庭の 満天星紅葉かな

2018年9月27日木曜日

夏風邪に罹患・・・。

安息度 私は何度と 夕月夜
青北風(あおぎた)や 土足厳禁 マイハート
振りかざす 名声私欲 秋の沼
潮の香が 眠り誘う 秋の海
鍛錬し うまずたゆまず 秋を行く

夏風邪に罹患し鼻水たら~っ!状態です。
かんでもかんでも鼻水が出て困っていました。
ついに、鼻が腫れ上がってきました。
夏風邪は早期に薬を処方する事で
軽くて済むと薬剤師さんに教わりました。
私の場合、手遅れだと念を押されました。()
今日、内科のかかりつけ医に貰った抗生物質を
飲んだら、先程から症状が快方に向かっているようです。
夏風邪など罹患した事はなかったのですが
やはり、お年頃なのでしょうか?
多忙を極めるとどこかに歪がきているような・・・。
歳は重ねたくないものです。

2018年9月26日水曜日

エンジニアリングとブリコラージュ!

ビー玉の ちさき世界や 秋の海
心の月 風が光が 変わり行く
彼岸花 白き花もて 誰を待つ
金色は ニ長調です 秋の空
いらっしゃい どこから来たの きりぎりす

エンジニアリングとは 理論や設計図を元にモノを作ること
ブリコラージュとは 語源は「ごまかす」「つくろう」を意味する「ブリコレ」
あり合わせのものを使って必要なものを作ること

エンジニアリングのできる人は量産されてきたのですが、
ブリコラージュのできる人は激減しているのではないでしょうか?
今こそ、ブリコラージュできる創造性に逞しい人が
現れて欲しいと思うのは私だけ・・・?
自分自身が唯一無二の人間にならないとです!\(握り拳!)

2018年9月25日火曜日

あり合わせの知!

憧れよ 執着無用 秋の風
秋湿り 危うい空気 立ち込めん
秋麗 チーム裾野の 吾も仲間
目薬が 巧く点せずに 秋眩し
秋の陽が うなじ直撃 いと紅し

「“あり合わせの知”こそ最強の知性である。」 レヴィ=ストロース

マニュアルと自分の人生について
今こそ考える時期ではないでしょうか?
他人の価値難で敷かれたレールを歩むのは
大変危険だと思います。
自分の頭で考え、自分なりの道徳で判断しないと
また、過ちが繰り返されるのでは・・・?
取り返しのつかない過ちを犯すのでは・・・?
現在、サークルで我が人生で
出会った事のない人々と知り合いました。
興味深くもあるのですが、恐怖を強く感じています。
これも人生勉強だとお付き合いさせてもらっていますが
信じられない価値観にいつも唖然としています。
多分、自分の本心は明かさないまま
お別れするとは思うのですが・・・。

2018年9月24日月曜日

彼岸の中日に・・・。

秋分や 楽しみてこそ 人生ぞ
秋彼岸 記憶に色を 塗りましょう
秋彼岸 風の行方が 知りたくて
吾の終年は 一年草と 秋彼岸
中秋や 併せもつ毒 とかします
秋彼岸 見えぬ景色が 見えてくる

彼岸には今は亡き父母を思い出します。
歳を重ねる度、父母の行為や言葉を
理解できるようになってきました。
この境地に至るまでには時間を要しました。
きっと神様が与えてくださった
学びの時間だったのでしょう・・・。
3歳で両親の離婚から母親と別れた母は
母親の愛を知らなかったのだと思います。
母を想う時、瀬戸内寂聴女史の
お嬢さんと比べてしまいます。
お嬢さんに比べたら母は実母に対し
途轍もなく優しかったのではないかと・・・。
何だかんだ言いながら最後の生活や
最期の始末を看てあげたのですから・・・。
そんな事を想いながらのお墓参りツアーでした。

2018年9月23日日曜日

灯が見えてきた!

安息度 今越えました 秋の朝
砧打つ 無慈悲な言葉 浴びせられ
伝えたい 伝わりません 秋望む
消しましょう 暗きおもひで 秋髙し
終わったら 始めましょうと 風爽か

フォーメーションダンス!灯が見えてきました。
やっと、私の相手がここにきて憶え始めてくれました。
数か所まだ、憶えきれないみたいですが
難しい方向転換も憶えてくれていました。
先週、別れ際の一言が効いたみたいです。()
RumbachachachaSamba
私のRoutineをそれぞれが
喜んでくれているみたいで振り付け師としては
願ってもない喜びを感受しています。
まさかあんなに喜んでくれていたとは
昨日まで気が付きませんでした。
それぞれに任せていてはいつになっても
完成しないと思ったもので私が振り付けたのでした。
1028日が楽しみになってきました。
みんなダンスが好きだってこともよ~く解かりました。

2018年9月22日土曜日

駅の花屋さんで一句

青北風(あおぎた)や 未知と既知との せめぎ合い
悠然と カメラ目線の 蜻蛉(とんぼ)かな
偽りの 自由彷徨う 月夜茸
秋髙し 生きてる限り ニュートラル
秋の夕 倦まず弛まず(うまずたやまず) 目を酷使

プレバト纏め 2018920

駅の花屋さんで一句!

1位 たんぽぽ 白鳥久美子
晴天に 雲描く筆 花すすき
(青・白・銀という色が表現されている。)

2位 柴田阿弥
花うんと 教えし祖父や 星月夜
↓(星月夜とは秋の季語で月のない夜に満天の星が広がること。)
花の名を 教えし祖父や 星月夜

3位 遼河はるひ
雑踏抜け 花一つ買い 夜長堪ゆ
(動詞の数に注意。発想がナイーブ。)
花一つ 買うて夜長を 堪えんとす

4位 Kis-My-Ft2 北山宏光
妻に媚び 秋薔薇包み 酔い終電
(経験を如何して詠まないのか?)
妻へ買う秋薔薇 終電のほろ酔い
妻へ買う秋薔薇 終電の微醺(びくん)

5位 泉谷しげる
思い草 家族に向かう 帰路の線
↓(思い草 ナンバンギセル 秋の季語)
家族に向かう 帰路の車窓の 秋の草

特待生昇格試験
フルーツポンチ 村上健志
真夜中の 花屋の灯り 秋澄めり
(秋澄む 秋の季語 秋の澄んだ大気の事 季語の選択が見事!)

東国原英夫
女店員の 頸にキス跡 桔梗買う
↓(桔梗の花言葉 気品・清楚 季語の印象が薄い。バランスの問題。)
桔梗(きちこう)を勧める 首筋にキス痕
白桔梗を勧める 首筋にキス痕

俳句対外試合
プレバトVS山口県立徳山高校(俳句甲子園2018年優勝校)

1回戦
FUJIWARA 藤本敏史
マッチ箱の 汽車眩し 夕虹の街

弘松準平
峯雲や 俳都に向かう 船の上

2回戦
◎浅原佑斗
トロフィー掲ぐ(かかぐ) 松山の天髙し

フルーツポンチ 村上健志
西日へと 坊っちゃん列車 転回す

3回戦
◎東国原英夫 
鰯雲 仰臥の子規の 無重力
(仰臥とは上向きに寝た状態。鰯に弱さを託した。)

西村
朧月 人それぞれに ある言葉

個人的にはディペートは好きでないので
VSには好感が持てませんでした。
それぞれが共感したり好感を持ったりすれば良いのでは・・・?

2018年9月21日金曜日

我が一族の財・・・。

一段と 貫録の出た 鰡がおり
美と毒を 併せもつ花 彼岸花
夕月夜 終わりの見える 恋を知り
終わりなき 恋などないと 野分(のわけ)かな
落とし水 迷い悟りも いつの日か

従兄弟からTELがありました。
亡父母のお墓に樒を飾ってきたからと・・・。
彼岸、お盆、年末には必ずお供えしてくれています。
従兄弟の優しい心遣いにいつも感謝!感謝!です。
我が一族にはなくてはならない人財です。
季節季節に手創りの野菜や果物、新米も届けてくれます。
願わくば長くお付き合いして行きたいと・・・。
伯母さんが教師をしていた時は、
迷惑な教師ではないか?と想像していたのですが・・・。
従兄弟は教師が天職だったように思います。
教師にもいろいろいますからね・・・。
時代背景を鑑みると伯母さんは村一番?町一番の
成績で教師になり煽て祀られた結果なのかも・・・。
伯母さんだけの責任を問うのは違うような・・・。

2018年9月20日木曜日

日々是修行・・・。

秋冷や 生まれ育った 地に散らん
山法師 葉より花より 熟した実
山葡萄 熱い吐息に 重ねられ
立葵 木槿(むくげ)芙蓉 似すぎおり
悠々と 鰡が川面で 戯れん

最近、する事なす事巧く行かなくて・・・。
意気消沈しています。
多種多様な人間が存在するのですもの
そう巧くはいかないのは解ってはいるのですが・・・。
良かれと思ってやっていた事が人によっては
その行為が迷惑だったり・・・。
あるゆる結果は学びに繋がっているとは
理解しているのですが・・・。
では如何すれば良いのか?
解決策が見つからない状態です。
ただ闇雲にもがき苦しんでいるような・・・。
生きて行くって難しいですね・・・。


2018年9月19日水曜日

意気消沈のフォーメーションダンス!

けふに咲く 匂い立つ菊 明日いずこ
過干渉 くたびれ果てん 月見月
草津月 遊び心を 失いて
佳き風を 集め届ける 茜雲
秋遊ぶ 協調性の なき蛙

サークルのフォーメーションは大丈夫でしょうか?
やはり覚えてくれません。
まさか、ここまで記憶力の無い人がいたとは・・・。
以前は、私についてきてくれていたのですが
それすらしてくれなくなってきました。
Twitterで教えてもらった通りリードしているのですが・・・。
妙な自信がついてきたのか?
私のリードを無視することが・・・。
記憶と行動が連動していないみたいです。
1028日までに動けるように
なってくれると良いのですが・・・。
お手上げです。
ご夫婦で社交ダンスをやっておられるのだから
奥さまがちょっと教えてあげると違うと思うのですが・・・。 

2018年9月18日火曜日

敬老感謝の日と言うことで・・・。

水澄みて 喧嘩売られて 買いました
悲しみを 沈めた夜よ 秋の蝶
過干渉 水に沈める 秋の夜
星月夜 利己より利他へ 願い込め
ツイッタ― 誹謗中層 葉月かな

昨日は敬老感謝の日と言うことで
おばあちゃん様に会いに行ってきました。
3時間近くいたのですが
ずっ~とおばあちゃん様は泣いていました。
辛い、寂しい、悲しいとNegativeな言葉ばかり・・・。
「ここは刑務所みたい・・・。」とも・・・。
確かに自由はありません。
団体行動を強いられますが・・・。
自分の事が自分で出来なくなってしまったのですから
仕方のない事なのにそれが理解できないみたいです。
私もこうなるのかなぁ~と思ったら
すっかり落ち込んで帰宅の途に就いたのでした。
お盆に会った時は感じなかったのですが
おばあちゃん様の運動機能は
すっかりなくなってしまっていました。
あれでは、素人には介護できないと思いました。
プロの手に委ねるしか方法はないのでは・・・。
おばあちゃん様!幸せは自分で決めるのよ!と
8月にお話ししたのですが理解できないみたいです。
人生最後の幸せ探しをしているようにも
感じました・・・。おばあちゃん様に幸あれ!

2018年9月17日月曜日

人それぞれ・・・。

期待され 迷いし焦り 秋深し
秋深し 迷いし時間 楽しみて
校庭の 錆の音色に 星月夜
小鳥来て 水面の夜行 そそくさと
不快から 快への時間 蚯蚓(みみず)鳴く

「思慮分別は人生を安全にはするが、
往々にして幸せにはしない。」
サミュエル・ジョンソンの言葉です。
風の吹くまま気の向くまま
伸びやかにしなやかに時間が過せたら・・・。
今!寝ている時のみ嫌な思いが封印されています。
起きると嫌~な思いが頭の中を埋め尽くします。
私は他人にこんな思いをさせないよう
心遣いのできる人間になりたいと・・・。
分別ではなく道徳ではなく
相手を思いやる気持ちを抱き続けたいと思いました。
競争の好きな人間とそうでない人間って
いついつまでも平行線なのでしょうねぇ~。
今回の事で心にしっかり刻印する事ができました。
ある意味、大切な学びとなったようにも・・・。

2018年9月16日日曜日

意気消沈・・・。

向かってる 方向違う 碇星
それぞれが 違っていいと 碇星
小鳥来る 木から水面に 急降下
とんぼうに 追いかけられて 追いかけて
秋の蛙 協調性の ないという

今朝から時間の使い方を変更しました。
やるべき事より他人の迷惑を優先する事に・・・。
でも、不義理と受け取られるような気も・・・。
あちらを立てればこちらが立たず・・・。
巧い事いきません。
でも、自分の体もその方が健康的ではないかと
目にも良いのではないかと判断しました。
時間の経過と共に視力低下しています。
視力低下が止まってくれれば良いのですが
両目1.5だった日が懐かしいです。
今一度、元に戻れたら・・・。
パソコンの威力にただただ驚いています。
私だけは大丈夫と根拠なき自信が
このような破目に陥った原因ではないかと・・・。

2018年9月15日土曜日

古書店街で一句

次世代は デザイン思考 秋の夢
山法師の実 ほんのり朱く 頬抑え
稲干す日 不快指数の 高きこと
秋ふしぎ すがれた人に まだ未練
迷うこと 秋の醍醐味 謳歌せん

プレバト纏め 2018913

古書店街で一句!

1位 相田翔子
初恋と 秋の陽香る 古書百円
(秋の陽 秋の季語)

2位 岡江久美子
魂祭(たままつり) 父の香を追う 書斎かな
(魂祭とは先祖の霊を祭る行事)
父の香を 慕う魂祭の 書斎

3位 ジェジュン
夕虹や 母のカレーの 馨る路地
(俳句の基本形 凡人的発想)
夕虹や 母のカレーを おもう路地

4位 大和田伸也
街漁り 見つけし古書や 帰路良夜
(良夜 秋の季語 月の明るい美しい夜 
  動作を入れ込み過ぎない)
古書街を 漁る一冊 帰路良夜

5位 ひょっこりはん
参考書 窓から灯す 花火かな
参考書 めくれば窓の 大花火

特待生昇格試験
フルーツポンチ 村上健志
作家別に 揃え直して 夜は長し
(夜長 長き夜が正しい季語 
 動作に心情がよく表れている
 複合動詞がよく考えられている)

梅沢富美男
長き夜に 母の声音(こわね)の 「ぐりとぐら」
↓(「に」以外ダメか?一回考える助詞)
長き夜や 母の声音の 「ぐりとぐら」

来週のお題は「駅の花屋」

2018年9月14日金曜日

人それぞれ・・・。

夢描き 飛びこむ世界 黍嵐(きびあらし)
迷惑は 掛けて掛けられ 秋祭り
輪郭は 描いては見た 鰯雲
秋悲し 深い刻印 彫り込まれ
あわよくば 揚げ足とらん 秋の雨

歳を重ねた時、俳句を私の生き甲斐に
しようと考えていたのに・・・。
すっかり興醒めしてしまっています。
私は他人との闘いはお断りです。
どのようなGenreでも・・・。
昨日の自分、明日の自分で“うまずたゆまず”です。
他人と関わっている時間などありません。
昨年の今頃は季語も理解しないまま
川柳らしきものを詠み始めました。
1年を経過した事もあり俳句の師を
探さねば!と思っていたのですが・・・。
お預けする事にしました。
人との闘いなど好んでいませんので・・・。
人に認めて貰う為ではなく、
自分の人生を豊かにする為のツールですので・・・。
どうして人に認めて貰わないといけないのでしょうか?
それが私には理解できません。

2018年9月13日木曜日

更新に疑問!

色紙描く 眼差し優し 秋晴れる
伸びやかに 屈託のない 龍田姫
秋さみし セピア色した 意を汲みて
いくつかの もしがあります 秋の謎
人生に 限界はない 秋を行く

11日スマホに「更新してください!」との
画面表示に従い更新しました。
無事、更新できたのですが・・・。
今まで使っていたアプリがお知らせ通知の設定が
すっかり初期化されているではないですか・・・。
暫く悪戦苦闘したものの、DocomoShopに頼る事に・・・。
以前、同じ事があったので数分で
元に戻してくれると思っていたのですが・・・。
方法を知らないスタッフばかりでたらい回しにあい
結局、自分で元に戻す出す羽目となりました。
DocomoShopでこの方法を教えてもらうまでに
費やした時間なんと4時間(連続2日間)!
使えないスタッフにがっかりしたのでした。
もう少しスタッフの技術向上をお願いしたいものです。
更新で初期化するというのは、
嫌がらせの何ものでもないような・・・。
現在の技術ならその様な嫌がらせをしなくても
更新できると思うのは私だけ・・・?

2018年9月12日水曜日

俳句の世界にも・・・。

五線譜に 乾いた音符 秋を跳ね
たらればが 心を支配 秋の悔
秋の空 レールを敷いて ひた走る
デリカシー なき人多き 黍嵐(きびあらし)
過ぎた日の 記憶確かむ 夜長月

俳句甲子園2018「僕だけの/私だけの17音」を
拝見しました。
見ていて、うんざりしてきました。
価値観が違い過ぎている人が取り上げられていたのです。
どこにも競争を好む人っているのですね。
俳句の世界にあのように露骨に勝つ為に
手段を選ばない人がいた事には驚きました。
ディペートの強い人が俳句を
詠む事が巧いとは思えません。
あのような人が詠んだ俳句が
人の心を打つでしょうか?
心を表現するのにあのような心って
恥ずかしいとは思わないのでしょうか?
ClassicBallet界にも確かにそのような人はいました。
でもそれは一部の人でみんなは
そのような人を遠ざけていました。
俳句の世界では重宝しているのでしょうか?
ちょっと、そのような雰囲気を感じてしまいました。

2018年9月11日火曜日

目覚まし時計の故障!?

今夜こそ 更待月に 会いたくて
目が冴えて 更待月を 待つ時間
秋思せん 気持ちの事情 ここにあり
歩み出す 雲路辿りて 秋髙し
秋海棠 枕花にと 言葉添え

今年4月に購入した目覚まし時計が
昨日の朝、ベルが鳴らないではないですか・・・。
電池を変えても、
いろんなスイッチを元通りに戻しても
アラームのベルが鳴らなくなったのです。
購入した店に持っていくと、鳴るではないですか・・・。
なんか気まずかったです。
お店の人は次!鳴らなかったら、即!持ってきて下さい!
と、言ってくださいました。
心あるお店の人で良かった・・・。
時計は動くのに、アラームが鳴らなくなってしまう
目覚まし時計の多い事!お店の人も辟易していました。
不良品!どうにかして欲しいです!

2018年9月10日月曜日

「JPカップ徳島2018Ⅱダンス競技大会」へ・・・。

蟻描く あなたの背中 秋日和
秋簾 邪険な世間 透かし見る
秋の声 ケミストリーが 合わなくて
トラウマに 前進阻まれ 怖気づき
傷秋や 弄ばれし 我が心

昨日は「JPカップ徳島2018Ⅱダンス競技大会」へ・・・。
広島県のらぶちゃーむさまの応援に・・・。
午前中はサークルのお手伝いがあったので
サークル終了後、車を走らせました。
でも、近辺に駐車場がなく遠い場所に停める羽目に・・・。
お蔭で徳島城公演の散策ができました。
でも、雨の中足元は悪いし、激しい降りに
会場に到着した時は全身ずぶ濡れでした。
らぶちゃーむさまの成績はラテン4位!
スタンダードは一次予選落ち・・・。
無念な結果でした。
私的には優勝だったのに・・・。おかしい・・・。
久し振りに伊藤隆夫&吉本登代子組の
ダンスも拝見できました。
益々、巧くなられていて掛け声かけまくりました。
徳島の駐車場問題はクリアして欲しいです。
公共の移動手段が整っていないのに
駐車場がないとイベントに参加できません。
一日も早く問題解消して欲しいです。

2018年9月9日日曜日

重陽に・・・。

重陽や 言葉にならぬ 想いあり
重九に 酒を届くる 人を待ち
願いあり 高きに登り 陽を眺む
登高や どのステージも ひたむきに
広島に 白髪で復帰 引退す(川柳)

世界の哲学者に人生相談 より

今回の課題は「自分の意見が持てない」でした。

持てないというより他人の意見を
自分の意見だと勘違いしている人が多いのでは・・・?
完全に洗脳されている人も・・・。

今一度Que Sais-je?(クセジュ?)
私は何を知っているのか?と問うて欲しいです。

「他人の知識によって物知りになれたとしても
賢くなるには自分自身の知恵に寄るしかない。」モンテーニュ

「誰もが自分の前を見る。
私は自分の中を見る。
絶えず自分を観察し点検し吟味する。」モンテーニュ

自問自答を繰り返し、懐疑主義に徹し
流されないよう確認していきたいものです。

「人間には理性の使い方が2つある。」イマヌエル・カント
公的使用と私的使用があります。
多くの人が私的使用に使っているように感じます。

自他共存の在り方を考え、
言動に行動に移して欲しいものです。

★「人は無関心になる程度に応じて眠るのだ。」ベルクソン

「眠られぬ夜をも、なお神の賜物と見なすのが、
常に正しい態度であろう。」ヒルティ

夢の期待値を下げると眠れるのだとか・・・。
また、信頼できる人を想定し疑問を
ぶつけることで眠られるとか・・・。

眠り関しては、人それぞれ解決方法は違っているのでは・・・?
十把一絡げの解決法はないと思います。
哲学の番組にしては脇が甘いのでは?と感じました。

ただ、今回のゲスト水道橋博士の回答は
興味津々で拝聴しました。
ぜひ、レギュラー出演して欲しいと思いました。

2018年9月8日土曜日

秋の味覚で一句

肋木(ろくぼく)や 秋の夕暮 創る影
力なく 溜息もらし 秋悲かな
風そよぐ うなじの髪を 梳くように
我が行路 螻蛄(けらなく)鳴いて 俯瞰せん
人生は 締め切りのない 物語

プレバト纏め 201896

秋の味覚で一句

1位 小倉優子
朝の陽や 父と煮詰めた 柿のジャム 
↓(経験を書くとリアリティが強く出る)
朝の陽や 父と煮ている 柿のジャム

2位 篠田麻里子
秋の宵 独身女と サンマ缶
↓(季語の効果的な演出)
独身や 秋の宵かな サンマ缶

3位 鈴木福
夜の風 父とちびちび 栗おこわ
↓(誤読を避ける言葉選び)
栗おこわ 父と味わう 夜の風

4位 滝本美織
秋刀魚焼く 煙をまとい 出番待ち
↓(意図を伝える言葉選び)
撮影の 出番はかって 焼く秋刀魚

5位 A.B.C-Z 河合郁人
秋日和 三尾冷やされ 夜七輪
↓(時間軸を統一する)
店先に 並ぶ三尾や 秋日和

特待生昇級試験
千原ジュニア
舌先に 鰡子(からすみ)の粒 現れる
(難しい技への挑戦が見事 
一物仕立て 季語だけに意識を集中させた俳句)

梅沢富美男
震渦(しんか)の港 あふるる笑顔 初さんま
↓(否応なく想像できる光景は詠まない)
震禍七年 港に揚がる 初さんま

来週のお題は「古書店街」

2018年9月7日金曜日

北海道 震度7

傷秋や 行くも帰るも 足重く
秋容や 枯れ行く姿 何言わん
あまたなる 秋思重なり 降りかかる
秋の海 独り佇み 見ゆる過去
白露降る 雲の通い路 仰ぎ見ん

6日午前3時過ぎ、北海道で震度7の地震がありました。
まるで映画のような、阿鼻叫喚の様相と化しています。
山が崩壊し家が飲み込まれ、道路は陥没しています。
人生の果敢なさを痛感しています。
過酷な冬を乗り越えておられる地域だけに
道幅は広く建物も丈夫に作られていると思ったのに・・・。
自然の前に人間の無力を知らしめられた気分です。
一日も早く復旧されますようお祈りしています。

2018年9月6日木曜日

俳句は日記

秋の夜 選ぶ言葉や 指を折り
今に在る 秋に色たし 今を生く
生く限り なくし続ける 秋意かな
独特の 美意識もちて 秋行かん
人生に 色をつけたし 白露降る

小林凛君の俳句を見つけました。

世の中は こういうものか えごの花
制服の 裾折る祖母や 春日差す
捨て猫の しとどの梅雨に 打たれ逝く
黙るしか できる吾のそば 蛙鳴く
人生の 辛さ知ってる 唐辛子

つらいとき、孤独なときに僕の心が自然に、
五・七・五という十七文字に表れた。
俳句は、僕にとっての「アンネの日記」のようなものだった。
五・四・五という表現方法があり、
キーボードという表現手段がある限り、
僕は何度も立ち上がるー小林凛

出典:https://bookman.co.jp/shop/essay/9784893088994/ 

私にとっても俳句は日記となっています。
たくさんの言葉を並べるより
その時の心情が表現できているのです。
下手過ぎて誰にも解かって
貰えないかもしれないのですが読み返すと
その時の心情がふつふつと蘇ってくるのです。
今在る私を私なりに残せたならと思っています。