2013年2月7日木曜日

キャタピラー 会長 兼 CEO ダグラス・オーバーヘルマン氏 発言!

日経CNBC Voice より 文字起こししました。
キャタピラー 会長 兼 CEO ダグラス・オーバーヘルマン氏 発言!

12年は 売上10%増 利益15%増と 
どの数字を見ても 記録的な一年と為った。

先行きを不安視するような声は聞こえるが
結果に対して かなり 満足している。

今年は 米国において 財政問題など 様々な
政治的課題が 待ち構えていて 先行き不透明だ。

ただ 中国経済は 確実に回復している上に
中南米も 今のところ 良い方向に向かっている。

また 欧州での問題も一段落している様だ。
その為 13年は 良い年に為るとみている。

不安材料は 米国の政治的対立だ。
だからこそ 業績見通しを 幅広く見積もった。

Q 中国や欧州への不安感が薄れてきている様だ。
  景気が良くなると 予測すべきなのか?

その通り「財政の崖」の解決を期待している。
財政健全化を促進する様 政府に働き掛けてきた。

世界経済は ここ数年で 最も良い状態にある。
今年の成長は 2.5%を予測している。

発展途上国は好調だが それと
対照的に 先進国は苦戦している。

米国の成長率が 0.5ポイント増えてくれれば 
良い流れに為っていくと思う。

以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。

「今年は良い年に為る。」この一言が 
純利益が半減した 去年10-12月期の決算の
ネガティブなイメージを プラスに変えました。

3日続落していた キャタピラー株が反発に向かったのです。

世界景気に敏感な企業のトップの言葉には
それなりに重みがあるとはいえ 好材料に反応する
市場の地合いの良さを 象徴する動きと為りました。

加えまして 最近の中国株の堅調ぶりも
市場参加者の脳裏にあった筈です。

上海総合指数は およそ8か月ぶりに
心理的な節目である2400ポイントを回復しました。

やや斑模様の経済指数が続いてはいるのですが
事前予想を上回る数値に反応する傾向が強まっています。

中国など 新興国の発展が 収益に直接響く
キャタピラーにとって 追い風が
吹き始めていると言って良いでしょう。

中国景気が持ち直せば オーストラリアなどの
鉄鉱石の採掘も再び 活発化!

鉱山機械も低迷を脱する事ができます。

中国 そして 危機が一服しているヨーロッパ
そして 車と住宅が回復しているアメリカへの期待。

世界の金融市場は 射し始めている
微妙な明るい光に 敏感に反応しています。

2 件のコメント:

  1. Vertuさん、こんばんは。

    まだまだ庶民には実感できないのですが・・・いい傾向なのでしょうか?

    少し期待して中長期に見ていきたいなと思います。

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  2. Shinnosuke Saitoさん
    コメントありがとうございます♪

    >いい傾向なのでしょうか?

    はい!

    >少し期待して中長期に見ていきたいなと思います。

    いやいや 2015年まではと言う条件付きの話です。
    キャタピラーは コマツの1.5倍の企業です。

    世界経済を先読みにかけては 
    これ以上の企業はないと思います。

    今後 ダグラス・オーバーヘルマン氏の発言には
    くれぐれも 注視して下さいませ。

    返信削除