2013年2月20日水曜日

ロジャーズ・ホールディングス 会長 ジム・ロジャーズ氏 発言!

日経CNBC Voice より 文字起こししました。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。

先日 G7主要7か国 財務相 中央銀行総裁は 
為替について 緊急の共同声明を発表しました。

財政金融政策は 国内の手段を用い 
国内の目的を 達成する事に向けられる。

為替レートを目標にはしない。
日本が 金融緩和で為替を円安に誘導している!

との懸念が おもにヨーロッパを中心に持たれている事で 
異例とも言える 緊急声明に繋がったようです。

ただ 国内経済向けの緊急緩和は 先進国どの国でも
実施しており 日本の緩和を否定する事は いわば 
自己否定に繋がる事から 大きな問題には為らない模様です。

その一方で 主要先進国の中央銀行が 
前例がないほどの金融緩和に走っている事に 
不安を覚える投資家がいるのも事実です。

自国通貨が安くなる事を承知の上で 超金融緩和を
続ける事に危うさはないのか?お馴染みの
著名投資家が警鐘を鳴らしていました。

ロジャーズ・ホールディングス 会長 ジム・ロジャーズ氏 発言!

いま市場では 人為的な操作が行われている。
FRBは紙幣バラ撒きを急ぎ 日銀は無制限緩和だ。

そんな金融緩和競争は 正気の沙汰ではない。

Q 世界の中銀が 金融緩和している。

世界の中銀が 債券購入に走るのは健全な経済ではない。
日本株とロシア株を保有している。

低迷していても ロシアの株・債券・通貨は「買い」だ。
初訪問後 46年間ずっと悲観的だったが ロシアの見方を変えた。

変貌中のロシアが敬遠されている。
潮目の投資こそ 妙味がある。

Q 日本に話を戻すと 国家財政は火の車だ。
  政府の景気浮揚策も 結局はダメだと否定的な様だが?

最高水準からは75%も下落したが ここ数か月は
安倍政権のお蔭で 株価も上がった。

日本の量的緩和策は 継続するだろうが
世界経済にとっては良い話ではない。

日本株は上昇して 円安でも 
株式市場は 厳しい時を迎える。

以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。

ロジャーズ氏は 緩和競争は正気の沙汰ではない!
としながらも 日本株を保有していると言っています。

円安と株高の同時進行に疑問を持ちながらも
金融緩和が株高を招いている事で喜ぶあたりは
彼らしいと言えるかもしれません。

ところで 去年の夏頃から ロジャーズ氏は
ロシアへの投資を声高にし始めました。

かつては「プーチンと戦う勇気のある人は
ロシアへの投資をどうぞ!」と 公言して
憚らなかった彼が様変わりしています。

背景には 去年ロシアがWTO世界貿易機関に加入した事で 
自由貿易が 今後 促進されるとの期待がある様です。

大きな資源国が 自由貿易を促進する事に
魅力を感じている様です。

強権的と言われるロシアの中央政府が 石油や
天然ガスなど 利権が絡む 元国民企業の自由貿易

更には 外資によるM&A等 資本市場の整備などを
本気に為って どこまで 進めていくのか?

半信半疑で見守る必要がありそうです。

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