夏の朝ゴミ収集車追いかけん
夏の陽よ動かぬ脳よ身体よ
夏の夕疲れのピーク迎えをり
髪洗う勘違いかも知れないが
夏の夜や思考停止となりにけり
■あの本、読みました?引いても読んでも楽しく深い「辞書」~新しい言葉の見つけ方
鈴木保奈美 山本倖千恵 飯間浩明
ベストセラー「舟を編む」は辞書作りの常識を覆した!?
「舟を編む」三浦しをん著/光文社文庫
辞書編集者の仕事
①
ことば集め
最近見つけた新しい言葉
①
寄りかかり(駅の用語)動詞を名詞にしている
②
とろたま とろっとした卵 ふわとろプリン
飯間さんの日常「言葉探し」
・本好きさんと本屋さんぽ 今回のテーマ「気になる言葉」探し
最初は辞書コーナー
「大人ことば辞典」から抜粋 ことば探求社(編)/青春出版社
お口汚し
人に料理を勧めるときに、へりくだっていう言葉。
「ほんのお口汚しですが」、
「お口汚しにいかがかと思い~」などと使います。
本来は、食べ物が少ししかなく、
「お口を汚す程度しかありませんが」という意味
口添え
脇から言葉を添えること。
「お口添えいただければ、幸いです」など。
ひとくさり
話のまとまった一区切りのこと。
「自慢話をひとくさり聞かされました」など。
近年は工夫を凝らした様々な辞書が出版されている
Basicな国語辞典はなぜこんなに種類があるのか?
数多ある国語辞典の選び方
三省堂 新しい言葉を取り入れている
学研 知性と表現力を磨く
明鏡 恥ずかしくない言葉遣いができますか やばい‼若者をターゲットにしている
明鏡 いちご【苺】〔名〕
①
赤く熟した果実を食用とするバラ科の多年草。
またその果実。栽培品種が多いが、ふつうオランダイチゴをさす。
果実は菓子・ジャム・ジュースなどにも用いる。ストロベリー。
岩波 いちご【苺】
多く、一口大で赤色の表面に小さな種が多数ついた果物。
また、それを取るために栽培する多年草。
岩波国語辞典は昔から使われていた言葉も載せている
三省堂 いちご[(苺)]
赤い、小形のくだもの。やわらかくて、表面にぶつぶつがある。
すっぱくてあまく、ミルクの味と合う。「―ジャム・―大福」
辞書コーナーの楽しみ方
罵詈雑言辞典
「舟を編む」三浦しをん著/光文社文庫
あまり気にした事もなかったが、用途に合った様々な紙が
日夜研究開発されているらしい。
試作品の紙をためつすがめつしていた馬締が、突然叫んだ。
「ぬめり感がない!」岸辺と宮本はびっくりし、
思わず身を寄せ合うようにして馬締を見た。
「ぬめり感…?」歯痛を起こした芥川龍之介、
といった感じに、馬締は難しい表情だ。
「岸辺さん中型辞書を持ってきていただけますか。
『広辞苑』がいいでしょう」馬締の言いつけどおり、
岸辺は書棚から大机へ『広辞苑』を運んだ。一番新しい版だ。
「ご覧ください、宮本さん」『広辞苑』のページを、馬締は指の腹で
一枚一枚めくった。「これがぬめり感です」
今の小説では使われなくなった言葉
鬱陶しい
若い人はうざい・向こうに行け
以前は天気を表す言葉だった
三省堂 うっとうしい[(うっとうしい)]⦅形⦆
①
空がくもって心がおしつけられるようだ。「―梅雨の季節」
②
心が晴れない。「―顔」
③
わずらわしい。じゃまな。「―作業・何度も言われるのはー」
本屋さんぽは小説コーナーへ 小説は言葉の宝庫
「半沢直樹1オレたちバブル入行組」池井戸潤著/講談社文庫
大店 銀行金融関係では おおだな⇨おおみせ
三省堂 おおみせ[大店]規模の大きな店。
「支店の中でも有数のー」☞おおだな(おおみせ)
「舟を編む」の物語の中に辞書の出版社全体を動かした内容が!
「舟を編む」三浦しをん著/光文社文庫
「さらに変なのは恋愛的な意味での「愛」について説明した、②の語釈です。
「②異性を慕う気持ち。性欲を伴うこともある。恋。となっていますよね」
「なにかおかしいでしょうか」
馬締はすっかり自信をなくした様子で、岸辺の顔色をうかがってくる。
「なんで異性に限定するんですか。じゃあ同性愛のひとたちが、
ときに性欲も伴いつつ相手を慕い、大切だと思う気持ちは、
愛ではないと言うんですか」
「いえ、そんなつもりはありません。しかし、そこまで細かく
目配りする必要が…」「あります」
「舟を編む」が辞書編集者の考えを変えた
足を向けて寝られない
辞書作りで最も大変な作業「語釈」ちは!
辞書探しのお仕事 ②辞書に載せる言葉を抜き出す
最近辞書に追加された言葉
①
世界線 ②ホニャララ ③ワンチャン
せかいせん[世界線]
①
〔いくつかの中から選ぶ〕世界の進む方向。「別のーに行く」
〔コンピューターゲームの「シュタインズ・ゲート」から
二〇一〇年代に広まったことば〕☞〔理〕
〔相対性理論で〕点と考えた物体が、四次元の時空で動く軌跡。
②
ほにゃらら[ホニャララ]〔俗〕ことばをぼかすときや
③
ふせられた文字を読むときなどに使うことば。
④
何々。「―パーセント」〔一九七〇年代、テレビのクイズ番組
「ぴったしカン・カン」か出たことば〕
辞書探しのお仕事 ③言葉の説明を書く【語釈】
「愛」の語釈
私 見返りを期待しない奉仕
山本 許す心
鈴木 対象を大切に思う気持ち
三省堂
*あい[愛]
①〈相手/ものごと〉を大切に思い、
できるかぎりのことをしようとする気持ち。
②
恋を感じた相手を、特別で、大切な人だと思う気持ち。「-の告白」▽(→憎)
③
心からいい、すてきだ、と思う気持ち。「カメラへのー」☞愛する
こい[恋]人を好きになって、会いたい、いつまでもそばにいたいと思う、
満たされない気持ち(を持つこと)。
AIやNet検索が普及する今 辞書の役割は何だと思うのか?
辞書スペシャリストに聞く
現代に辞書を作り続けている意味
・本屋さんぽ 気になる言葉 雑誌コーナー
ゴリラ+クジラ=ゴジラ
ビジュ
まろみホワイト
気になる一冊
飯間浩明「ar」
鈴木保奈美「罵詈雑言辞典」
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