鎮魂す見えないものや冬の空
言の葉へあわれ認め冬を詠む
給付金マッチポンプや隙間風
冬の雲らっきょう畑紫へ
品なくす忖度ありや冬旱
■プレバト纏め 2025年11月27日
消せない写真で一句
特別永世名人梅沢富美男の締めの一句
冴ゆる夜や白粉(おしろい)残る耳の裏
(冴ゆ:冬の季語 厳しい寒さによって透き通った寒さを感じること
耳の裏という描写で役者のドーランではないか 耳の裏に残っている
どこか哀れを誘う
良い句の条件は細部を描写する事で全部を相手に伝える)
名人10段を目指す試験 森口瑤子
風邪の吾へスピースピーと犬の息
(風邪:季語 オノマトペのリアル
良い句の条件 言葉で書いてないものが映像で見えて来る
寄り添ってる画が見えてきた)
一位 ふくらP
寒鴉(かんあ)鳴く路地看板の斉(いつき)の字
(寒鴉:季語 句またがりをいきなり使いこなしている
看板の文字には動きが全くない
よって前半には聴覚の要素を1つ入れる
季語の印象が深くなる 大いに将来性のある才能あり)
寒鴉(かんがらす)の露地看板の斉の字
二位 さや香・新山
自分への批判をスクショクリスマス
添削(語順が文章になっている 単語を・で繋ぐことで想像力を掻き立てる)
批判・スクショ・寂しさ・孤独・クリスマス
三位 浮所飛貴
冬の暮黒髪の影連れ去りて
添削(上五中七には才能の欠片あり
言葉との格闘が見える 詩人の匂いは感じる
髪を切ったその日の夕暮れ美しい金色が心には残っている)
金色に暮れゆく冬よ黒髪よ
四位 永島優美
冬の朝七年呼びし時計かな
添削(時計よという詠嘆と冬よという詠嘆することで言いたいことが強調できる)
朝を呼ぶ時計よ七度目の冬よ
五位 柿澤勇人
幽天を見て取り戻す晴れ舞台
添削(幽天:冬の季語 冬の空模様の事 内容が伝わってこない 句またがり)
真青(まさお)なる冬空舞台への再起
次回のお題は「高い買い物」
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