2025年11月11日火曜日

季語よもやま話&「ずずこ」&「朝寒」&江戸三美人&吉祥院歓喜天願文

絵金の描いた毒と笑いや冬の夜

眼光やにかわで描いた秋の雁

左手で描いた美人画雪催(もよい)

冬の雪行動こそが思考の浄化

(絵金)冬の月裏の歌舞伎を描き切る

 

■【季語よもやま話】これはいつの季語?【鮫・鯨・海豚

夏井いつき俳句チャンネル

 

基本的には冬の季語

海豚(いるか)

 

私感

これらの季語が冬になっている理由は

時代に沿って変わっているとか…。

季語に関してはもっと早く変えた方がいいように思います。

昔と違い、インターネットがこんなに普及したのですから

凝り固まった理由付けは不必要なのでは…❓

 

■一分季語ウンチク「ずずこ」

夏井いつきのおウチde俳句

 

一体なんだ?その3音はっていう感じですね

しかも平仮名で書いているものだから正体が分からないと

昔ながらの見慣れた人には 聞いた時点で分かったかもしれませんが

これは実は数珠玉という植物になるんですね

秋の特に晩秋頃になると 実の部分がですね緑から黒 そして

灰白色というのでしょうかね そういう色に変わってきて

堅く光沢が出てきます 子供の時にはその数珠玉を 沢山集めて

おもちゃにしたりした そんな記憶がある人も 

いるのではないでしょうか 私もギリギリ そういう遊びを

楽しんできた 昭和生まれ世代です あれがシャラシャラと

手のひらの上で鳴るような そんな記憶も蘇ってきます

「ずずこ」「数珠玉」どういう書き方 どういう読み方を

するかによっても またちょっと印象も変わってくる

季語かもしれないですね

 

■一分季語ウンチク「朝寒(あささむ)

夏井いつきのおウチde俳句

 

ジャンルとしては秋の時候の季語

しかもそれも晩秋の頃の季語になってきます

日中はまだ暖かいんですが 朝や夜そういった時間には

寒さを覚える頃になります その中でも特に朝に感じる寒さ

という部分に焦点を絞ったのが 「朝寒」という季語になってきます

対になる季語として「夜寒(よさむ)」というのも

同じく秋の晩秋の季語にはなるんですけれども

朝の寒さと夜の寒さ この後その寒さが解消されていく

朝という時間に対して 更に寒さが深まっていく夜という時間

対照的な季語の味わい自分の表現したい温度の違い

そんなものもそれぞれ詠み分けてみたくなるふたつの季語です

 

■べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~

・江戸三美人

富本豊雛

茶托を持つ難波屋おきた

高名美人六花撰・難波屋おきた

団扇を持つ高島おひさ

愛敬も茶もこぼれつつさめぬなりとハはつ夢のたかしまやとて

唐花忠紋

婦人手業操鏡・洗濯

教訓親の目鏡 正直者

美人子供に小犬

 

・吉祥院歓喜天願文

米不足にならず物価が安定し庶民が平穏に暮らせるよう

自らと妻子の命をかけて願う

七分積金 町内の必要経費を節約し積み立てた金

 

松平定信墓所「霊巖寺」

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