秋を食ぶ幻の蘇に魅せられて
アサギマダラ千頭飛来諭鶴羽(ゆずるは)神社
黒熊に小鹿寄り添う秋の夜
ごみはごみ使い物には蚯蚓鳴く(みみずなく)
おけら鳴くごみは宝となりはせぬ
■心おどる 茶の湯 表千家 利休のこころと形④茶会
表千家家元教授 木村雅基
道具の準備
掛物(かけもの)を決める
清秋竹露深(せいしゅうちくろふかし) 十四代 而妙斎(じみょうさい) 筆
明歴々 十代 吸江斎 筆
茶器を選ぶ
一閑張(いっかんばり)
粒菊蒔絵折タメ棗(なつめ) 飛来一閑 作
コマツナギ 日月面中次 表太陽裏月
利休形 黒 大棗 中村宗哲 作
(塗師 十三代 中村宗哲)
利休形 切り型 盆付(ぼんつき)
茶碗を選ぶ
秋草二月 永樂而全(えいらくじぜん) 造
黒茶碗 雁取 写 樂弘入 作
MIHO MUSEUM 館長 熊倉功夫
樂茶碗とは樂家 初代 長次郎 安土桃山時代 樂焼きの創始者
手づくね
樂弘入 作 黒茶碗 銘次郎 包み込むような肌触り
樂惣吉 作 赤茶碗 銘日々新
温故知新を表現
茶会当日
明歴々 真理は明らかに目の前にあるという禅語
十代 吸江斎 筆
一期一会の茶会
主賓の正客から席入りします
次客
六代 覚々斎 好 手付置籠 写
キキョウ・ヤマシャクヤク・オトコエシ・ヤハズススキ
利休百首
茶の湯とは ただ湯をわかし 茶をたてて
のむばかりなる 事と知るべし
樂弘入 作 黒茶碗 鴈取(がんとり) 写
樂惣吉 作 赤茶碗 銘 日々新(にちにちあらた)
いつも新しい心で日々向上していくことの大切さを説いた禅語
利休形 黒 大棗 中村宗哲 作
利休さん曰く 一期に一度 一生に一度の気持ちでお茶をやりなさい
今を大切にする ただいまに全てを込める 生き方を説いている
表千家 十五代家元 千宗左
わび茶の心とは 直心(じきしん)の交わり
亭主と客 お互いの立場を尊重しあい敬いあうという
一腹のお茶を通じて心を通わせ会うというところに
利休が目指したお茶の心 一端があるのかなと…。
時代は変わっても常に大事にしなくてはならないと思う
利休さんが大切にしてきた心もそういうところにあるのでは…❓
今年三月 ニューヨーク セント・ジョン・ディヴァイン大聖堂で
千宗左家元は「世界平和祈念献茶式」を行いました
利休がわび茶を大勢して四百年一腹の茶は今国境や人種を超えて
人と人とをつなぐ架け橋となっています
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