日和佐漁協水揚げされたアオリイカ
冬の蚊や振り撒くアース逃れけり
ありのまま生かせてもらう寒昴
(2025年ニューヨーク)冬の空共産主義を受け入れん
冬の風原動力は生活苦
■プレバト纏め 2025年11月13日
タイトル戦「はとバス杯」 ❝優勝句は明日からツアーで朗読❞
1位 村上健志
冬晴の牌楼(ぱいろう)龍の顎昏(あごくら)し
(牌楼:中国の伝統的な屋根付き門 「冬晴」明るさがより際立つ
カメラワークが事がで表現されている これぞ俳句のテクニック
「冬晴」自体が視線を上に向ける季語 青と赤の色彩の対比
龍の色彩も出て来る 冬晴と昏し これで明るさの対比)
2位 蓮見翔
冬の海工場の吹き流し揺蕩(たゆた)う
(破調 内容に似合った調べ)
3位 千原ジュニア
諫暁の浅草車夫(しゃふ)見習の湯気
(諫暁:冬の季語 冬の寒い夜明け 前半・後半に分かれる型 18音の字余り
対句表現:対になる2つの語句を並べてリズム感や対比の効果を生む
見習の湯気に焦点を絞る⇨寒暁の冷たさに戻る 寒暁の冷たさ暗さをクローズアップ)
4位 梅沢富美男
帰路寒夜バスに異国の香ほのか
(バスに何かの香りが残っている気づきはよい 何の香りか?
寒夜:冬の季語 寒さの厳しい夜 中華街の調味料の香り八角を入れる
さやか:秋の季語 澄んだ大気や日差しの清々しい様子
下五は一拍音に出さない「拍」「香」が強調される)
はとバスの帰路八角の香さやか
5位 中田喜子
月冴えて塔の光を曳く屋形
(季語:月冴え 色んな種類の光の違い
詠嘆【や】上の言葉を強調する「!」のような効果
船を入れると水面が見える 音数を詰めないといけない
「灯」人工的にすることで静かな光をずっと曳いていく)
月冴ゆや塔の灯を曳く屋形船
6位 かたせ梨乃
陽の近き富士五合目や秋高し
(季語:秋高し 取り合わせが鮮やか 物理的な距離として「強い」が良い
「強い」はこわいと読める 強い:意味 激しい 猛々しい)
陽や強(こわ)き富士五合目の秋高し
・清水チャレンジ スカイツリーで一句
東帝や路地の隙間のスカイツリー 清水アナ
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