2025年11月15日土曜日

はとバス杯

日和佐漁協水揚げされたアオリイカ

冬の蚊や振り撒くアース逃れけり

ありのまま生かせてもらう寒昴

(2025年ニューヨーク)冬の空共産主義を受け入れん

冬の風原動力は生活苦

 

■プレバト纏め 20251113

タイトル戦「はとバス杯」 ❝優勝句は明日からツアーで朗読❞

 

1位 村上健志

冬晴の牌楼(ぱいろう)龍の顎昏(あごくら)

(牌楼:中国の伝統的な屋根付き門 「冬晴」明るさがより際立つ

 カメラワークが事がで表現されている これぞ俳句のテクニック

 「冬晴」自体が視線を上に向ける季語 青と赤の色彩の対比

 龍の色彩も出て来る 冬晴と昏し これで明るさの対比)

 

2位 蓮見翔

冬の海工場の吹き流し揺蕩(たゆた)

(破調 内容に似合った調べ)

 

3位 千原ジュニア

諫暁の浅草車夫(しゃふ)見習の湯気

(諫暁:冬の季語 冬の寒い夜明け 前半・後半に分かれる型 18音の字余り 

対句表現:対になる2つの語句を並べてリズム感や対比の効果を生む

見習の湯気に焦点を絞る⇨寒暁の冷たさに戻る 寒暁の冷たさ暗さをクローズアップ)

 

4位 梅沢富美男

帰路寒夜バスに異国の香ほのか

(バスに何かの香りが残っている気づきはよい 何の香りか?

 寒夜:冬の季語 寒さの厳しい夜 中華街の調味料の香り八角を入れる

 さやか:秋の季語 澄んだ大気や日差しの清々しい様子 

 下五は一拍音に出さない「拍」「香」が強調される)

はとバス帰路八角の香さやか

 

5位 中田喜子

月冴えて塔の光を曳く屋形

(季語:月冴え 色んな種類の光の違い 

 詠嘆【や】上の言葉を強調する「!」のような効果

 船を入れると水面が見える 音数を詰めないといけない

「灯」人工的にすることで静かな光をずっと曳いていく)

月冴ゆや塔のを曳く屋形

 

6位 かたせ梨乃

陽の近き富士五合目や秋高し

(季語:秋高し 取り合わせが鮮やか 物理的な距離として「強い」が良い

 「強い」はこわいと読める 強い:意味 激しい 猛々しい)

 や強(こわ)き富士五合目秋高し

 

・清水チャレンジ スカイツリーで一句

東帝や路地の隙間のスカイツリー 清水アナ

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