遍路道冬の参拝雲辺寺
ゴンドラが冬を行き交う箸蔵寺
神山の廃校銀杏の曲線
冬色のグラデーションの街闊歩
冬の道パステルカラーひしめかん
NHK俳句 お題「返り花」
選者 星野高士 ゲスト 金子三勇士 司会は武井壮
■冒頭の俳句
近づけば歩み去る人返り花 池内友次郎
■会いたい俳人、12人 池内友次郎
池内友次郎は「音人間」
明治39年高浜虚子の次男として生まれる
昭和2年パリ音楽院に入学 平成3年没
流れゆく大根の葉の早さかな 高浜虚子
この俳句にも音楽を入れています。
「音楽の音が僕とても好きでした。
大変美しいものですよ。音と言うのは
特に楽器の音 心にしみわたるような瞬間は
しばしば僕は味わいました。」
早春の耳美しき音のみ聴く 池内友次郎
(底辺に見えない音がある。と星野高士氏)
「返り花」とは小春日和のあたたかさに
季節でないのに咲く花のこと。
■入選九句 兼題「返り花」
武③ダム湖にも立つ夕波や返り花 吉次薫
雨雲の上は晴天返り花 山口誠
💮悔いは残さぬ一輪の返り花 平本雅子
船乗りの留守の庭先返り花 前田憲治
さよならを確かめてゐる返り花 青田奈央
返り花こんなところと云ふところ 伊佐治秀一
海光の一番ホーム返り花 村田浩
忘れたきことばかりなり返り花 竹内一二(かずじ)
ゲ②雨粒に色をうつして返り花 河添美羽
■ハンガリーで詠まれた俳句の紹介
冬の朝澄んだ晴れ空光る水
日本語訳 金子三勇士
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