2022年11月11日金曜日

名言と「冬珊瑚」

山の冬したたり落ちる雫の音 
冬の夜ぐにゃり歪んだ時計あり
日つまる時間の概念起源とす
冬の夜使い込まれた用の美と
うつむいて未来を見つむ冬の波

■名言
野口英世 曰く
「努力だ、勉強だ、それが天才だ。」

小林正観 曰く
「相手をまるごと認めると
 お互いにラクになれます。」

夏目漱石 曰く
「人間の目的は、生まれた本人が
 本人自身のためにつくったものでなければならない。」

■一分季語ウンチク 冬珊瑚
「珊瑚」と言う名前はついていますが
海の中の珊瑚ではありません。
じゃんるは「植物」にあたり
「冬珊瑚」または「玉珊瑚」という呼び名もあります。
もとはブラジルが原産の小低木なのですが
日本では草木のように扱われています。
冬になりと実をつけるのですが
その実が緑から鮮やかなオレンジ色に
熟していき花の少ない冬ですから
余計に鮮やかなオレンジ色が目立つと
そういう植物になっています。
また別名を「竜の玉」と呼ぶこともあるのですが
俳句で「竜の玉」と言った場合は
これは別の季語になります。
「蛇の髭の実」を指すことが多い。
ですのでこの季語を使う場合は
「冬珊瑚」あるいは「玉珊瑚」と言った方が
誤解も少なく良いかと思います。

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