2022年10月8日土曜日

店のオープンで一句

円照寺色とりどりの彼岸花
あるがままありのままこそ地虫鳴く
秋景色焦がれた恋も終息へ
空澄むやBe yourself汝たれ
おのおのが生きていくこと天高し

プレバト纏め 2022年10月6日
店のオープンで一句

永世名人富美男のお手本
梅沢富美男
口開けの客は西瓜と連れ立ちて
(粋な擬人化。助詞「は」の強調のニュアンス。
「連れ立ちて」複合動詞の使い方が上手い。
読み終わった後に余韻を感じる。)

永世名人村上のお手本
村上健志
ピザ窯の奥に小さき火朝寒し
(季語で場面が展開している。
 季語の冷たさや窯に残るほんのりとした熱。
「小さき火」(熾火)が季語を鮮やかに立ち上がげている。)

永世名人への道
横尾渉
ズル休みさやか駅前純喫茶
(「さやか」は秋の季語「さわやか」の傍題。
秋の澄んだ気持ち良い空気。
心情として表現する際にも使う季語。)

1位 森迫永依
いちじくを運ぶ掛け声朝の鐘
(「運ぶ」「掛け声」で複数人と解る。
 収穫の喜びに溢れている。)

ちびまる子ちゃん より
友蔵 心の俳句
孫の手を孫に渡されセナかかく
友蔵の予定はいつも老人会
ひからびたジジイによく似た干物かな

2位 篠原ゆき子
星月夜五畳酒場の笑い声
添削(中七の「五畳」で広さが解る。
   どんな人が集うのかも想像できる。)
星月夜五畳酒場のさざめきに

3位 三浦獠太
赤とんぼ街にひびくはキキの声
添削(物語・映画・小説を元に句を作るのは悪くない。
   新たな世界の中で自身の出会い・発見を詠むとよい。
   創造性を広げて詠むとよい。)
キキの声ひびける赤とんぼ

4位 嶋佐和也
秋茄子の美味い酒場がコンビニに
添削(梅沢名人は「季語が動く」と指摘。
   助詞の使い方で口語体はやめたほうが良い。)
秋茄子美味酒場コンビニに

三遊亭円楽師匠の追悼がありました。
紹介された俳句
チーママの裾はしょりたる梅雨の夜
老いてなほ色変えぬ松芸の道(桂歌丸師匠への追悼句)
添削
色変えぬ松高座に遺す扇子(かぜ)一本
(これを辞世の句にすると円楽師匠。)

私の一番好きだった句が紹介され嬉しかった。
技術はまだまだだったかもしれませんが
題材は最高に素晴らしかったように感じています。
さすが落語家さんだと…。
円楽さん!ありがとう!

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