2022年10月18日火曜日

兼題「星月夜」

団塊の介護難民秋の陣
(中田駅)秋の駅車輪を模した車止め 
朝鳥わたる気が付けばプアジャパン
気がつけば倍速消費夜長かな
鑑賞から消費へと変わる価値観

NHK俳句 兼題「星月夜」
土曜ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」コラボ月間!
選者 星野高士 ゲスト 由紀さおり 司会 武井壮

■冒頭の俳句
子のこのみ今シューベルト星月夜   京極杞陽

母からの受け継ぐ小袖こぼれ梅   由紀さおり

■会いたい俳人、12人
京極杞陽(1908~1981)
旧豊岡藩主京極家長男として東京に生まれる。
欧州遊学中に高浜虚子と出会い俳句を始める。俳誌「木兎」主宰

高浜虚子が選んだ俳句
美しく木の芽の如くつつましく   京極杞陽

入選九句 兼題「星月夜」
これからの事を語らふ星月夜   岡部正彦
星月夜言葉足らずの帰り道   そまり
星月夜大河のごとき瀬戸の海   老人日記
ギター背に急ぐ少女や星月夜   田口堯久(たかひさ)
母に聞く父の晩年星月夜   有村次夫
💮小走りに抜けし喧騒(けんそう)星月夜   中野誠一
鍵穴に鍵滑り込む星月夜   堀田福朗
盛り塩の溶けぬ花街星月夜   有坂貴男
地上にもこんなに明かり星月夜   佐々原幸子

一橋桐子の犯罪日記②の俳句
わが夢を取り戻したしぶらんこ漕ぐ   桐子
蔦若葉聖母のように君の愛   三笠隆
悪人は成敗すべし春の雷   桐子
もう一度やり直せたら春の波   桐子
わが罪を知る人は無し夕霞   宮崎知子
春風に笑えば君も微笑むか   桐子
雨に泣き風に笑えよ桐の花   宮崎知子
夏近しいま闘いのゴング鳴る   桐子

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