2022年10月2日日曜日

名言と「馬肥ゆ」

偶然に必要と会う秋の夜
秋懐や苦悩が吐しゃ物のごとく
空澄むや陰翳礼讃星ひとつ
湯に浸かる台風過ぎて虫の声
鳴く虫や湯船の温度2度あげん

■名言

坂口安吾 曰く
「悲しみ、苦しみは人生の花だ。」

村井理子 曰く
「どんな逆境でもねじ曲げて、
 自分にとってプラスにしていけばいい。」

イチロー 曰く
「憧れを持ちすぎて、
 自分の可能性を潰してしまう人は
 たくさんいます。
 自分の持っている能力を活かすことができれば、
 可能性は広がると思います。」

■一分季語ウンチク「馬肥ゆ」

「天高く馬肥ゆる秋」
なんていうフレーズもあったりします。
この「馬肥ゆ」という一かたまりで季語になるわけです。
何で「馬肥ゆ」が秋の季語になってくるかというと
うまは元々比較的寒冷な地域に向いた動物だということで
その馬たちがここから来るべき冬に備えて
皮下脂肪を蓄えていく時期。
それがこの「馬肥ゆ」秋の時期なのだそうです。
皮下脂肪を蓄えていった馬たちは毛並みに艶が増して
美しくなるということなんだそうです。
なんとなく現代人の感覚でいうと
「肥ゆ」というと少しマイナスのイメージになる
言葉かもしれませんが馬が肥えていく
艶やかな美しさというと何とも肥ゆる事も
悪くないなぁという気分になってきますね。

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