暑き日や働き者の基底膜
深き海霧(じり)政教分離なかりけり
コロナ禍にサル痘来る夕涼み
煩悩が暴きだされん涼意(りょうい)かな
数式は共通言語風薫る
言葉にできない、そんな夜。より
木村カエラ、板垣李光人、佐久間由衣、金原ひとみ
司会 小沢一敬
■今夜のテーマは
好意を寄せる相手が誰かと仲よく話していたとき
裏が表に出ちゃってる 木村カエラ
心の中が痛むよ あの子と話さないで
優しくしてくれるなら 私だけにして
(中略)
あなたを好きでいると
醜い自分になってゆくの
私一人だけのものにしたいなんて
HY「ロックスター」仲宗根泉
いいたい 具体化したい
まだ ココロで 期待したい
止めらんないの
どうしようもないでしょ
木村カエラ「うたうらら」
どんな性質の人かは知らない。
それを強いて知りたくもない。
ただあの二人を並べて見たとき、
なんだか夫婦のようだ
と思ったのが、
慥(たし)かに己の感情を害した。
森鴎外「青年」
気がつけば わたくしは
一面の空に
星のような砲弾を降らせていた。
夜の中を去りながら
ほんの半日前 あなたの瞳が
ほんとうはわたくしに対しても
分け隔てなく美しかったことを
帰れない家のように
思いだしていた。
島本理生
■テーマ 手をつなぐと決めた瞬間
あなたはNで 私もN
あなたがSで 私もN
はやく くっつきたいのにさ。
木村カエラ
酸素が全て心臓に運ばれていく。
気づいたら息を止めていた。
限界になったら手を捕まえよう。
いけ!!!
佐久間由衣
奥歯を抜くときのこと
板垣李光人
刃物をつきつけられているようでもあり
つきつけているようでもある。
生と死がここで渦巻いている。
金原ひとみ
さわらぬ彼にいくじなし!
小沢一敬
■超緊張した経験
もういいわけも、
同情も、嫉妬も、
不安も関係ない。
隠れる場所など、
どこにもなかった。
石田衣良「シューカツ!」
足がすくんで、動けなくなる。
またここまできて、
無残な敗北を喫するのだろうか。
歩くと言うのは、
どう動けばいいのだろうか。
右足と右手が
同時に出そうになって、
千春はパニックに陥りそうだった。
石田衣良「シューカツ!」
初めて乗った原付で、
スロットルを思いのほか
強く回してしまった。
Gが軽くかかった心地よさのなかで、
体だけが置いてけぼりにされそうで、
私はハンドルをぎゅっと握りしめた。
木村カエラ
0 件のコメント:
コメントを投稿