2022年8月13日土曜日

金魚すくいで一句

待ち侘びたやっと踊れた阿波踊り
阿波の夏動かぬ体飛べませぬ
3年のブランクずしり阿波踊り
阿波の夏もっと踊れたはずなのに
コラボする阿波と仙台過疎の夏

プレバト纏め 2022年8月11日
金魚すくいで一句

永世名人への道
藤本敏史
金魚鉢金魚のいなくなる屈折
(色んな意図に基づいて吟味して作った句)

特待生昇格試験
横尾渉
浄水場の金魚懐メロのサビ
(無季の句に近い金魚の生き死を提示した句)

犬山紙子
私のいない部屋長生きの金魚
(波長の韻律、対比が良い
 文語表現 我のいぬ部屋や長生きなる金魚
 呟きの生々しさが愕然と失せてしまう)

1位 植田紫帆
次こそはと捲る浴衣にはぜる水
(「は」は音数調整できる)

2位 鈴木絢音
琉金の絵はがき二枚かき氷
(季重なりだが強弱がつけてある。
 説明と句の内容が一致していない。)
添削
かき氷さくさく絵はがきは琉金
絵はがきを買う琉金とかき氷

3位 石塚英彦
夏祭り金魚に心すくわれて
(季重なり。読者に残すべきものを詠んでしまっている。
 金魚の様子を表現すべき。添削では「いき」がリフレインされた。)
添削
生き難き時代金魚はいきいきと

4位 望月理恵
秋ちかし予期せぬ家族赤い君
(「赤い君」からは金魚を想像できない。)
添削
あっさりと家族となりぬ出目金魚

次回のお題は「サービスエリア」

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