秋の夕焼け時間守らぬ人のをり
秋の気や開店前の緊張感
上り月挑戦に次ぐ挑戦
‘40年老齢化ピーク秋旱(ひでり)
星月夜すでに手遅れ高齢化
プレバト纏め 2022年8月25日
駅の売店で一句
永世名人への道
千原ジュニア
キオスクの夕刊フジに秋茜
(上五に「二番ホーム」なら夕刊は広げて読まれている状況。
「に」には無理がある。「に」はラックに立つ夕刊を表現。
季語を主役にするための助詞の選択。)
特待生昇格試験
千賀健永
涼風至る駅弁の木箱の香
(「涼風至る」涼しい風が吹く頃 初秋の季語
駅の視覚・木箱の触覚・嗅覚・駅弁の味覚や駅の聴覚
と言った情報が入れられていた。
五感を刺激する取り合わせになっていた。)
中田喜子
「箸鉄」を選ぶ子らの目鰯雲
添削(「の目」で季語が添え物になった。数音で鰯雲を描写すべき。)
鰯雲はるか「箸鉄」選ぶ子ら
鰯雲はろばろ「箸鉄」選ぶ子ら
1位 本上まなみ
もの言わぬ従弟にサイダー渡す駅
(心情・人物・動作・場所 必要な情報が入れてある。
思春期の照れたりする従弟の年齢も分かる。
淡い恋心・憧れが季語の向こう側に見える。
駅での物語が17音に入っている。俳句はここまでできる。)
2位 小池美波
色褪せしフリーペーパー秋浅し
(基本の散り合わせ。
映像のない時候の季語には明確な映像・音が必要。)
3位 新納慎也
「これください」訛り通じぬ秋さびし
添削(上五は不要。フレーズと季語に因果関係がある。)
訛り通じず売店の秋さびし
4位 おいでやす小田
夏の駅冷えた茶の露本濡らす
添削(助詞「の」が間違い「に」にすべき。
「露」は不要2音で何の本かを表現。)
冷えた茶に濡らす赤本夏の駅
冷えた茶に濡らす旅本夏の駅
冷えた茶に濡らすエロ本夏の駅
冷えた茶に濡らす台本夏の駅
5位 大久保佳代子
夏の果母のキャラメル旅行鞄
添削(十七音で表現できる内容を絞る。三段切れ。)
あの夏の母よキャラメル鞄に溶け
2022金秋戦 予選のお題
Aブロック「ファッションの秋」
Bブロック「行楽の秋」
Cブロック「食欲の秋」
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