夏柳自然そのままあるがまま
不自然がいつの間にやら夏の草
アサギマダラ続々飛来鷲敷へと
人生は今の連続夏の雲
人生は有限短夜(みじかよ)を遊ぶ
プレバト纏め 2022年6月2日
突然の雨で一句
永世名人富美男のお手本
梅沢富美男
まず眼鏡次に手のひらすぐ夕立
添削(説明がクドい。
「まず」「次に」「すぐ」これだけの音数が必要か?
これだけの音数があると臨場感を増やすことができる。
俳句は17音!ちょっとした差に命を懸ける。)
まず眼鏡おでこ手の平あら夕立
永世名人への道
村上健志
夕立や楽譜にカンマ書き入れる
(季語の力を信じている。
カンマの息付ぎと詠嘆が響き合っている。
「楽譜・カンマ・書き」の「か」音で韻律を作った。)
特待生昇級試験
北山宏光
浮葉の雫止めるシャッターボタン
添削(「止める」が陳腐な発想。
語順はシャッターボタンから始めるべき。
「止める」を映像化の言葉
「ふくらみ来」が俳句の時間の止め方。)
シャッターボタン浮葉の雫ふくらみ来(く)
1位 新妻聖子
夕立にすれ違いしか同級生
アドバイス(リアリティーのある発想。
語順をかえると余韻が作れる。)
級友か夕立にすれ違いしは
2位 田中要次
過雨あがり歩道橋より虹の端(はし)
添削(過雨とは通り雨のこと。語順が悪い。
切れは有効なアイテム
歩道橋の映像を最後に見せて季語で遠近感をだす。)
虹の端(は)や過雨あがりたる歩道橋
3位 大園玲
夏服の肩擦れ合う傘底に
添削(「擦れ合う」にマイナスイメージ。
「相合傘」と書かないと伝わらない。)
夏服の肩のふれ合う相合傘
4位 山﨑ケイ
相合いに照れしまう傘梅雨はじまる
添削(季語「走り梅雨」梅雨に先立って雨が降り続く。)
走り梅雨相合い傘はまだ早い
次回のお題は「最後の一個」
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