終末を明るく語る夏の夜
雲の峰歳重ねても末期(まつご)の眼
夏の海森羅万象煌めかん
亡き人の声が聞こえる竹落葉
悔やんでも悔やみきれない朝まだき
◆杉田玄白の俳句
ながらへて今年も見たり山桜
◆明恵上人
■明恵上人(みょうえしょうにん)の短歌
むらさきの 雲のうえへにぞ みをやどす 風にみだるる 藤をしたてて
あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかや あかあかや月
夢の世の うつつなりせば いかがせむ さめゆくほどを 待てばこそあれ(新勅撰和歌集選)
参照 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%81%B5
■明恵の歌への姿勢は、弟子に対する言葉によく表れています。
「和歌はよく詠まんなんどするからは、無下にまさなきなり。
ただ、何となく読み散らして、心のまことにすきたるは、くるしくもなきなり」。
和歌はうまく詠もうとしなくていい、何となく、心の思うままに詠めばいいと。
明恵の和歌のうち、特徴的なものとして、次の歌が挙げられます。
「あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかや あかあかや月」
■栂尾(とがお)明恵上人の言葉
「我は後世たすからんと云(い)う者には非(あら)ず。
ただ現世に先(ま)づあるべきようにあらんと云(い)う者なり」
意味
「私はあの世で救われたいなどと考えてはいない。
まずこの世であるべき姿で生きたいと考えているのだ。」
参照すべきURL
https://tankanokoto.com/2021/01/myoue.html
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