2020年5月16日土曜日

梅沢富美男 永世名人襲名SP

膨らんだ 山をクラブで 叩く夏
迫りくる 雨後の夏山 鳴らす鈴
夏始 心のうちを 文字にせん
マスクつけ マスク求めん 薄暑かな
夏浅し 余ったマスク 日々値下げ

プレバト纏め 2020514
梅沢富美男 永世名人襲名SP

視聴率ベスト5
梅と電車で一句
別珍の 手触りのして 梅の香よ
(濃い赤い梅は濃厚に薫る手触り)
別珍の 手触り梅 薫りけり

雪景色と鉄道で一句
車窓には じょんがらのごと 雪しまく
(「雪しまく」は冬の季語 吹雪が激しく吹き荒れる様子)
じょんがらのごと 雪しまく 車窓かな

春風と女性で一句
春の日は 練り羊羹の 甘さかな

菜の花と自転車で一句
菜の花や 厨に眠る あさり貝
(厨とは調理場・台所 「あさり」に貝は要らない。)

海の写真で一句
星空の 螺鈿(らでん)を恋ふる 夜光虫
(比喩・擬人化を詰め込み過ぎ 品のなさが問題)
星空の 螺鈿ざわめく 夜光虫

立川志らくの選んだ名場面
お鍋で一句
湯豆腐に すの立ちはじむ 四方の春
(はじむるでは中八になるので避けたと見抜き添削)
湯豆腐に すの立ち四方の 春の酒

節分で一句
春待つや 恵方知らせる 店の声
(知らせると告ぐるの違いは子供でも解る)
春待つや 恵方を告ぐる 店の声

帰省のホームで一句
缶ピース 線香がわり 墓洗ふ
(語順を間違えている)
墓洗ふ 父の愛した 缶ピース

初冬の代々木公園で一句
えり足に 冬の風あり LINE消す
(恋と書かないと解らない)
冬の恋 終わりぬ風に 消すLINE

夏井いつき先生が選んだ梅沢富美男の傑作選

銀盤の 弧の凍りゆく 明けの星
廃村の ポストに小鳥 来て夜明け

梅沢富美男永世名人に課せられた新たな試練「俳句本の出版」
俳句本には50句が必要。
永世名人までに詠んだ句94句のうち、掲載できるのは18句。
あと32句を今後番組で精査していく。

夏井いつき先生からの今回のお題「めがね」
道中を 終えて眼鏡の 禿(かむろ)かな
(道中は春の季語 江戸時代の花魁道中
 自己顕示欲に負けた句)
道中終え 禿の役の 子の眼鏡

梅沢富美男さんおめでとうございます!
これからも頑張って…。
そして視聴者を楽しませてくださいね。
卒業じゃなくて良かった!

0 件のコメント:

コメントを投稿