2020年5月2日土曜日

冷凍庫で一句

積乱雲 たった一人の熱狂
不平等 それが人生 鴨涼し
夏の星 刹那(せつな)集めて 語らわん
褒められて 歩く距離伸ぶ 夏遍路
あまびえや 恐怖を可視化 夏の風邪

プレバト纏め 2020430
通信添削~お家で俳句~
おうちの冷凍庫で一句

藤本敏史
子の舐める 氷菓肘から 滴れり
(査定 ガッカリ 発想がありきたり 
主人公を自分自身にし切なさを出した方が良かった。)

村上健志
くっついた ままの餃子を 食う遅日
(査定 よく頑張ってる 丁寧な観察眼。
上五中七のもったり感と遅日の持つ空気感の
つかず離れずの距離が良い。
食うが捨て石のような効果を持って季語に繋がっている。)

北山宏光
鰆食ふ 蓋にいつかの 醤油跡
(査定 ガッカリ 醤油をつける前に鰆を食べている。
  中七下五の描写が雑。)
皿に鰆 蓋こびりつく 醤油瓶

中田喜子
巴里留学 母の蕗味噌 解凍す
(査定 よく頑張ってる パリと吹き味噌の取り合わせが良い。
場所、状況、人物、懐かしさ、落ち着いた手堅い一句。)

立川志らく
冷凍肉 溶けて血 外は虎が雨
(査定 ガッカリ 外はが説明になっている。
  その3文字を虎が雨の描写に使うと良い。)
冷凍肉 溶けて血 虎が雨しとど

梅沢富美男
平成の蓬 冷凍庫に眠る
(査定 よく頑張ってる 蓬のチョイスが良い。
ほのかな季節感がある。
平成のと言う大げさな言い方と眠るのバランスが取れている。)
 
新型コロナウイルスですっかり様相が変わっていました。
ZOOMのようなやり方でやれば良いのに
と思ったのは私だけでしょうか?
200人まで一緒の番組は作れると聞きかじったのですが…。
いつになったら日常に戻れるのでしょうか?
全ての番組が制作できないで四苦八苦しておられるようです。

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