2020年5月17日日曜日

蝶語三十句 二句の説明

苔薫る 亭主と対峙 夏茶碗
畦道で 揺れる蓮華や 雨上がり
儚げな 卯の花雲と 自尊心
作られた 円高株高 夏の風邪
揉紙(もみがみ)に 絵具はじかれ 薄暑かな

夏井いつき俳句チャンネル(You-Tube)より

横尾渉君の気に入った句の説明
「飛ぶのは痛い 飛ぶのは痛い 蝶の羽」
夏井いつき先生は…。
蝶の言葉が解る聞き耳頭巾を手に入れたのだそうです。
蝶と言う「季語」の言葉が聞こえたのだそうです。
蝶の生態や動きを観察した結果、声として感じられたとか…。

千賀健永君が気に入った句の説明
「蝶や今 もう戻れない 高さまで」
一頭だけ誰よりも高い所に上がることだけに己をかけていました。
何回もそれを繰り返している蝶の言葉が聞こえてきたそうです。
達成した時の虚無。それがもう戻れない高さでした。
共感でき、会話ができたのだとか…。
千賀健永君にとっては虚無より恍惚感かも…?
恍惚感と虚無感は背中合わせなのだそうです。

今回の纏めは「飛びたけりゃ飛べ」でした。

すっかり夏井いつき俳句チャンネルの
ファンになってしまいました。
人心掌握術に長けておられるのですね…。
私の正反対の所い位置されているような…。

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