2019年11月30日土曜日

旬のスイーツバイキングで一句

亡き父の 植えた山茶花 陽に向かい
山茶花と 戯むる雀 日和あり
山茶花の 音立て落つる ゆふべかな
冬の鳥 肩寄せあいて 目を閉じて
老いてなお 仲睦まじく 日向ぼこ 

プレバト纏め 20191128

旬のスイーツバンキングで一句

特待生昇格試験
中田喜子
流れでる ショコラの奥の 冴ゆる巴里
(映像の厚みがかっこいい。
一つの映像に別の映像を重ねて詠み手の想像力を誘導する。

千原ジュニア
パティシエに 告げる吾子の名 冬うらら
(あふれんばかりの子どもへの愛情が伝わってくる句。)

1位 九重龍二 元大関千代大海
秋場所勝ち越し ビュッフェ 千疋屋
(秋場所が季語。「は」が巧い。手慣れた句。)

2位 霜降り明星 粗品
白き皿 蜜柑が好きで 茜空
(蜜柑が冬の季語)
白き皿を 蜜柑のスィーツで 満たす

3位 渡部満里奈
甘き森 迷いて見えぬ 窓紅葉
迷い込む秋 スイーツの 甘き森

4位 ダレノガレ明美
初雪で 空に視線 腕止まる
(スイーツバイキングの表現法)
初雪の窓 ケーキとる 手を止めて

5位 小手伸也
手末(たなすえ)の 凝乳(くりーむ)ほける 子栗鼠(りす)
(生き物の季語は本来食べておいしい季節を表す。
 うさぎは冬、熊も冬、猪は秋 生き物も季語は要注意。)
クリームなめる 秋の小栗鼠の ような吾子

来週の季語は「洋服の試着」

今春は酷かった!
見ていてうんざりしてしまいました。
唯一、千原ジュニアさんと中田喜子さんの句が救いでした。
お二人の俳句は素晴らしかった!
千原ジュニアさん!最高!


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