2019年11月16日土曜日

京都叡山電鉄と紅葉で一句

運なくば 戒心徒労 冬浅し
ハーグ派に 見惚れし時間 冬紅葉
交番の 消えゆく街や 小春かな
帰り花 誰がために咲く 二輪かな
冬ざるる くしゃみと共に 帰る道

プレバト纏め 20191114

京都叡山電鉄と紅葉で一句

永世名人への道
藤本敏史
紅葉見に行く トロリーに 乗り換えて
(動詞が無駄に多い。俳句は3音でまだまだやれる。)
トロリーに 乗り換え母と 紅葉山
トロリーに 乗り換え5 紅葉山

特待生昇格試験
柴田理恵
高僧も 無明の吾()もまた 紅葉愛で
(「愛で」は書かない方が良い。
 字余りにすることで季語が空間を満たしてゆく。)
高僧も 無明の吾(われ)も 紅葉に座す

1位 秋吉久美子
秋の蝶 1グラム足す 風の重さ
(風から詠み、秋蝶を描写した方が良い。)
秋蝶撓う(しなう) 風のおもさの 1グラム

2位 Kis-My-Ft2 二階堂高嗣
竹林に 華やぐ心 神の旅

3位 升毅
途轍な 天狗の仕業 秋燃ゆる
(三段切れがもったいない。一文字で三段切れを回避。)
途轍な 天狗の仕業 秋燃ゆる

4位 金澤美穂
初紅葉 こいこいきたれ 
(初紅葉という季語を主役にするために語順と漢字に添削。)
手のひらに 恋こいきたれ 初紅葉

5位 小倉優子
箱根山 秋雨のぼる 祖母のしわ
(「のぼる」と書く必要はない。
 「笑む」を入れ祖母の笑いとしわをアップ。)
祖母の笑む しわ秋雨の 箱根山

初出場の秋吉久美子女史には
ただならぬ才能を見せつけられました。
早稲田大学大学院のご出身だとか…。
どんなに歳を重ねられても不思議な魅力を
いかんなく漂わせておられました。
遊君の現在が知りたくて堪りません。
どのような子育てをされたのでしょうか?
才女の子育てに興味津々です。
凡人には理解できない俳句ではありますが…。

0 件のコメント:

コメントを投稿