2019年5月4日土曜日

大型連休で一句

行く春や 転の一瞬 切り取らん
夏近し 立ちて歩けて からの走
花水木 舞姫のごと ゆらゆらと
目を閉じて 感じる光や 春の色
春疾風 去って漂う 木の香かな

プレバト纏め 201952

大型連休の電車で一句

特待生昇格試験
中田喜子
「とき」発車 旅憂(うれ)わしき 花追風(はなおいて)
(内容にあった造語センス 追風の意味は
源氏物語の用例 花の香りをほのかに伝える風)

千原ジュニア
子の利き手 左と知りて 風光る
(「知りて」は説明 しかし、これ以外に当てはまる言葉はない。
 と、夏井いつき先生はおっしゃられたのですが…。
「気付く」「解かる」「感づき」「見知」は駄目だったのでしょうか?)

1位 御嶽海久司
居残りの 鉄砲響く 春巡業
(最後の春巡業の言葉の力は大きい
仕掛けたギャップが楽しめる)

2位 光浦靖子
急停車 よろめきもせず 春袷
(きちんと場面が切り取れている 三段切れ風の回避
よろめきを漢字で記すことで三島由紀夫の雰囲気が伝わる)
急停車 蹌踉(よろ)めきもせず 春袷

3位 Kis-My-Ft2 二階堂高嗣
田鼠(でんそ)化し 鶉(うずら)と為る身 1人旅
(田鼠化し鶉と為る が季語)
田鼠化して 鶉と為る日の 一人旅

4位 潮田玲子
車窓より 心きらめく 潮干狩り
(十七音で映像を作る)
潮干狩りの 空きらめける 車窓かな

5位 中村梅雀
揺れにのせ 賑わう車内 五月晴れ
揺れ楽し 電車は 五月晴れを行く

来週のお題は「五月の鎌倉」

今週はレベルが高く勉強になりました。
光浦靖子さんの俳句に魅了されました。
やはり頭の良い方の俳句は違いますね。
また、潮田玲子さんの添削に魅了されました。
「きらめける」今度、使わせてもらいたく思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿