2019年5月15日水曜日

「あおもり犬」

九輪草 笑顔の数を 日々数え
八橋に 吾を呼び込まん かきつばた
悠然と 右隻左隻の かきつばた
夏点前 光琳梅の ほろ甘き
夏帯や 光琳波の 新しき

「新美の巨人」より
奈良美智氏 曰く…。
「力のある人とか大人の人が大きな声で
ものを言うのは当たり前
人間社会の中ではちっちゃいものとか弱いものは
なかなか思ったことを言えない。
そういう象徴に言葉を言わせたり
力の無い者が力のある者に向かって大きな声を出す。」

「あおもり犬」は奈良美智さんにとっては
弱い者の象徴だったようです。

え~っと!この言葉って徳川綱吉の理念に近いのでは…?
あの犬公方の…。生類憐みの令の…。

「チコちゃん」の原風景は
奈良美智さんの描かれた少女ではないでしょうか?
お話を伺っていて益々、そう考えるようになっています。
奈良美智さんは心の中でしてやったり
なんて思っていらっしゃるのでは…?()

私は「あおもり犬」を拝見した時、
物凄く寂しそうに見えました。
光の当たり具合で仏像に見えたら朗らかに
見えたりする人がおられるようですが…。
私には、まいちゃんを思い出しました。
いつ捨てられるのではないかと
不安を抱き続けていたまいちゃんに…。

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