降る雨に 抱かれ歩む 五月哉
目で鼻で 耳で楽しむ 初夏の花
あなたより 重い愛もつ 薔薇の咲く
唇に 花を咲かせる 夏の宵
偉人たちの健康診断 より
松尾芭蕉が取り上げられていましたのでメモしました。
奈良茶飯を食べながら滑稽な句を詠んでおられたようです。
34歳の時に詠んだ句!
「行雲や 犬の欠尿(かけはし) むらしぐれ」
「あら何ともなや きのふは過て ふくと(河豚)汁」
43歳の時には…。
「古池や 蛙飛びこむ 水のおと」
心の風景、観念的、時間、思いを描いています。
静けさ、静かさというものが広がるような不思議を詠んでいます。
と、解説したのはロバート・キャンベル氏!
人生に重ね心象を描いています。
最愛の弟子 坪井杜国と旅した時に詠んだ句!
「寒けれど 二人寐る(ねる)夜ぞ 頼もしき」
杜国のいびきを車長持ちのごとだと表現しました。
30歳で亡くなった杜国へ書き記した言葉!
「夢の中で私が杜国の事を言い出して号泣して目が覚めた。」
嵯峨日記より
松尾芭蕉は忍者説がありますが
諜報部員であったかもしれないようです。
最初使えた城主に見たもの聞いたことを伝えていたかも…?
51歳で芭蕉は持病(潰瘍性大腸炎、痔から合併症を発症したようです。
「秋深き 隣の人は何を する人ぞ」と詠んでいます。
元禄7(1694)年10月12日 松尾芭蕉死去 享年51
死因は合併症による腸結核の可能性が大きいようです。
死の直前に詠んだ句!
「旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る」
永遠の旅人!旅と言う修行で心を豊かにしていったようです。
芭蕉は「義仲寺」に眠っています。
47歳の頃、大津で庵に入り、心を打たれたそうです。
「かりそめに入った山でしたがもう二度と降りたくないと思い始めた。」
幻住庵記より
「行春を 近江の人と おしみける」と詠み、
この寺で眠り事を遺言されていたようです。
俳句という文学の中に今も松尾芭蕉は生き続けているのでは…?
この時代から俳句を心象を描いていたのですね…。
嬉しくなってきました。
やはり、心を写生しても良いんですよね。
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