純粋さ 捨てず生ききる 夏浅し
桐一葉 私で生きて いくことの
若夏や 遣りたいことを 忠実に
経年の 劣化激しい 夏の朝
プレバト纏め 2019年5月9日
五月の鎌倉(小町通り)で一句
名人への道
村上健志
扇川 また見失い 緑さす
(一見、説明臭いが的確な描写
緑さすが夏の季語
初夏の目覚めるような若葉の緑という意味)
特待生昇格試験
立川志らく
傘の色 紫陽花寺に 吸い込まれ
⇓(紫陽花が季語)
傘とりどり 紫陽花寺に 吸い込まれ
1位 近藤サト
容赦なく 人波跳びいる 五月蠅(さばえ)かな
⇓(五月蠅が季語 飛び入るの複合動詞)
人波に 飛び入る容赦なき 五月蠅
2位 河野玄斗
鎌倉に 競る松蝉ら 延べ千年
⇓(松蝉が季語
一句の中に地名、季語、長い年月を一句の中に入れるのは難しい。
詩歌の中では千年と言う言い方は「およそ」という意味が含まれている。
「蝉」は「競る」とあるので複数にする必要なない。
「競る」という擬人化より映像にした方は良い。)
千年を 鳴き継ぐ松蟬の 鎌倉
3位 King&Prince 神宮寺勇太
黄昏の 青葉に溶ける 人の波
⇓(青葉が季語 溶けゆくと複合動詞にする
季語の鮮度を損なってはいけない)
町の青葉に 溶けゆく黄昏の 人波)
4位 村上弘明
八百年の時を超え 蝦夷ハス盛る 鎌倉に
⇓(蓮が季語)
鎌倉や 八百年を 咲く蝦夷蓮
5位 朝日奈央
夏めいて 私の心 ときめいた
⇓(映像化して表現する)
青空の 青ときめいて 夏めいて
来週のお題は「学校の蛇口」
今週の夏井いつき先生の添削に唸ってしまいました。
素晴らしかった…。
底力をまざまざと拝見させてもらいました。
来週も期待しています。
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