2019年3月3日日曜日

金子みすゞの言葉より

繋がりは 断片的ぞ 春の雹
近視眼的 ものの見方や 春の鵙(もず)
東風吹かば 熱々鍋の 沸き返る
出る杭は 打たれるのねと 土筆つむ
人はみな 一緒が良いの チューリップ

個性は時として世間から煙たがられ
嫌悪される傾向にあります。
でも、金子みすゞも言っておられます。

わたしと小鳥とすずと
わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

人を傷つけたり、悪意を持って接しない限り
多種多様の人間の存在が人間社会の進歩に繋がるのでは…?
なのにどうして、個性を封じ込めようとするのでしょうか?

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