2019年3月30日土曜日

2018年最優秀俳句スペシャル

しみじみと 芹の集いへ 流れ行く
持論なし これでもいいと 花曇り
英文で 威嚇されても 春休み
ドラクロワ 感じるままに 春の泥
踏まれても 踏まれてもなお いぬふぐり

プレバト纏め 2019328
2018年最優秀俳句スペシャル 

4月最優秀俳句 東国原英夫
◆花震ふ 富士山 火山性微動
5月最優秀俳句 
◆石段を 帰る石竜子(とかげ)や 星一つ 松岡充
★夏ひかげ 無音の波に 足とまる 藤井隆
 白南風(はえ)に 揺れ干すシャツの バニラの香 パンサー 向井慧
6月最優秀俳句
おもひでは ぽろぽろ遠い 二重虹 Kis-My-Ft2 横尾渉
◆歩行量調査 戻り梅雨の 無音 藤本敏史
 夕立晴れ 二時間待ちの 帰郷シーン 吉本美憂
7月最優秀俳句
◆給茶機の 上の軋めく 扇風機 フルーツポンチ 村上健志
路地裏の 記憶をたどる かき氷 徳光和夫
★決戦の 熱冷めやらぬ 氷水 土屋太鳳
8月最優秀俳句
◆旱星 ラジオは余震 しらせおり 梅沢富美男
 草茂る 洞窟のこと 他言せず 東国原英夫

特待生選最優秀俳句 (村上健志、石田明、三遊亭円楽、立川志らく、大和田獏 選)
廃村の ポストの小鳥 来て夜明け 梅沢富美男

9月最優秀俳句
◆鰯雲 仰臥の子規の 無重力 東国原英夫
朝の陽や 父と煮詰めた 柿のジャム 小倉優子
★初恋と 秋の陽香る 古書百円 相田翔子
10月最優秀俳句
◆段雷に 靴紐きつく 秋の朝 三遊亭円楽 
11月最優秀俳句
◆タイカレーの ラムは骨付き 銀杏散る 藤本敏史
12月最優秀俳句
婆やは蜜柑 食べ続ける 妖怪 立川志らく
◆連覇のさきぶれ 沸き立つ初電車 中田喜子
1月最優秀俳句
★賽銭の音や 初鳩 青空へ 鈴木光
2月最優秀俳句
梅東風(ごち)や 受話器の底に 母国あり 中田喜子
◆紙雛のにぎやか 島の駐在所 梅沢富美男
★雛の間と なりて迎えし 朝の声 星野真里
3月最優秀俳句
◆「犯人逮捕」 干鱈を毟る 母の黙 柴田理恵

2018年年間最優秀俳句
鰯雲 仰臥の子規の 無重力 東国原英夫

個人的には柴田理恵さんの作品が好きでした。
省略しすぎた俳句は、私には理解できません。

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