2025年12月5日金曜日

高い買い物で一句

冬天や道具造りの竹探し

息白し竹の命は短くて

冬陽射し朽ちゆくものへ美を求め

冬の灯や四百年の重みかな

冬の水世界に向けてジャポニズム

 

■プレバト纏め 2025124

高い買い物で一句

梅沢富美男 横尾渉

 

特別永世名人 梅沢富美男 締めの一句 

初買は即決トラック11

(最後にくる驚き 夏井いつき先生の言葉

新年らしい勢いとめでたさ後半の展開に意外性

最後に数詞を持ってきた これが良かった 

大きさ迫力値段がリアルに想像できる 実体験はやはり強い)

 

永世名人 横尾渉 傑作50

風花の三鷹の森やセル画買う

(風花:冬の季語 雲のない晴天にちらつく雪

 あえてジブリと書かない企み 光景を詠んだ句かな?

 詠嘆「や」上の言葉を強調「!」のような効果

セル画というものに映像が切り替わる

三鷹の森のジブリ美術館かも知れない 

風花とセル画の透明感も響き合う)

 

一位 安藤和津

バーキンの爪痕はこのかじけ猫

(かじけ猫:冬の季語 冬の寒さに縮こまっている猫

 映像から猫ちゃんの表所まで詠んでいる

 バーキンという固有名詞が持っている情報量が一句の肝

 指さすような書き方も良い 俳句でどこまでやれるかを解説

ニュアンスが変わる あ!コイツが! 

俳句は助詞12つでドラマを変えることもできる)

バーキン爪痕さてはかじけ猫

 

二位 二階堂高嗣

冬の虹贈る新居や両親に

添削(俳句としては平凡 語順 季語が前へ出てくれる

   詠嘆「や」が強くなる)

両親送る新居や冬の虹

 

三位 ベッキー

寒厨や五口コンロで気満ちたり

添削(寒厨:冬の季語 冬の寒々とした台所・厨房

   数詞が映像になっている 「で」という助詞が散文的

   感想ではなく映像にする 熱 皮膚の感じ 湯気 見えてくるもの

   俳句は感想ではなく映像)

寒厨や五口コンロの熱と湯気

 

四位 おいでやす小田

冬の朝錆びた7鉄出番待つ

添削(凡人は擬人化したらやった気になる 出番待つ

   青空のゴルフ場 晴)

お守りの錆びた7鉄冬の

 

五位 石田健

凍て空や格子の名札まだ匂ふ

添削(言葉の選び方のミス 格子は乱暴 名札ではわからない

   町屋の大きな光景から表札にカットが変わる

   「新しい」を「まだ匂ふ」で表現 型も勉強している

   将来性のある才能ナシ 「化ける有望株見つけた」この句

   あと1回か2回やったら二階堂君はすぐ追い越す)

凍空の町屋表札まだ匂ふ

 

清水麻椰チャレンジ

冬夕焼のパリ不慣れな一眼レフ 

0 件のコメント:

コメントを投稿