てくてくと冬の遍路や道しるべ
太龍寺今亡き住職冬の空
冬の風仲間と歩くいわや道
冬陽射し目指す古道や平等寺
冬の晴古道余裕のしたり顔
■プレバト纏め 2025年12月11日
俳句タイトル戦「冬麗戦2025」兼題「人生ゲーム」
1位 矢柴俊博
人生ゲーム一味足らぬ関東炊き
(関東炊き:冬の季語 人生ゲームで始まるが己の人生を語っている
だんだん美味しくなるそれが人生ではなかろうか?と読めていく
一句の奥に込めてくる 「これは巧いものでしたね」といつき先生)
2位 村上健志
点滴の赤子の眠りコート脱ぐ
(「コート脱ぐ」という季語をよくぞ使った 見事な配慮)
3位 的場浩司
寒灯(かんとう)や仏花三束(ぶっかみたば)の残る桶
(映像だけの句なのに色んな人生が見えて来る 見ている人は?想像が膨らむ
自分の思いをいっぱい書きたい人だったのに思いを全て季語に託した
覚悟ができてきた 「俳人になられましたね」といつき先生)
4位 犬山紙子
納豆混ぜる母の病名を知る
(納豆:冬の季語 日常の象徴 取り合わせの判断が成功
「る」淡々とした感じ表現がさらに胸に刺さってくる 涙が零れ落ちてきた)
5位 こがけん
吹雪く夜の空港に飲む蕎麦湯かな
(吹雪く:冬の季語 蕎麦湯の味・温もり 「かな」という詠嘆で支えられている)
6位 阿見果凛
赤本に貰ふ寄せ書き冬夕焼
(「貰ふ」の位置が良かった 冬夕焼:冬の季語 いつもの帰路を思い出させる
「明日は晴れるかもね」「寒くてしんどいかも」複雑な感情を季語で表現)
7位 清春
冬の虹濃し休止という解散
(冬の虹は本来薄いもの 決断を「良し」決断の晴々とした感じが伝わる)
8位 二階堂高嗣
今日からアイドル小春の風呂掃除
(季語:小春 エピソード自体がオリジナリティーとリアリティーがある)
9位 千原ジュニア
梅雨入前(ついりまえ)老犬に告ぐ若き離郷
(梅雨入前:夏の季語 老と若イメージの対比 告ぐ若いニヒル
季語がベストかどうか 離郷の魅力が削がれる)
老犬に告ぐ六月の若き離郷
10位 梅沢富美男
新品のこはぜ頑な初芝居
(初芝居:新年の季語 初芝居を見に行く人か演じる人なのかが不明
新品のこはぜは固いもの 誰が用意してくれたか入れると良い)
新品のこはぜ母亡き初芝居
かたせ梨乃 蓮見翔 大友花恋 阿見果凛 森口瑤子 横尾渉 藤本敏史
はランク外となりました。
・伊藤園お~いお茶新俳句大賞 文部科学大臣賞受賞
凍星や歴史に残らない仕事 阿見果凛
・清水チャレンジ
初笑コマの足りない人生ゲーム
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