2025年9月21日日曜日

ジョルジオ・アルマーニ&鸚鵡(おうむ)言&髙島野十郎&「鳩吹(はとふく)」

秋の雲形変え変え進みけり

秋日和歓声あげて水遊び

新之助甘き香りや新米や

秋晴る暑さに強き米の味

新米の香りと粘りえっとぶり

 

■ジョルジオ・アルマーニ氏を悼む 中野香織:著

「ネービーブルーは開きすぎず、拒まない。

 正しい距離をつくる色」

アルマーニ本人は、何よりも「振る舞いの規範」として存在感を発揮した。

美学を超え、倫理としてのエレガンスを示し続けた。

彼が去った後も、ネービーの静かな強さのように、

その規範は私たちのたたずまいを整えつづけるであろう。

 

202594日逝去 91歳。

 

■べらぼう~蔦重永華乃夢噺~

鸚鵡(おうむ)

その術様々なれど 紙鳶(たこ)を上ぐるに外ならぬ

治国の術はもとあるを知るべし

 

■寫実(しゃじつ)の極致 それを慈悲といふ 髙島野十郎

表現は凡て暴力、(中略)

藝術は自然に直接でなく

全く無関係の他物質に表現する暴力、

だから美

髙島野十郎「遺稿ノート」より

 

藝術とは時間空間を超越した実有(じつう)の事だ

寫実(しゃじつ)の極意、やるせない人間の息づき-それを慈悲といふ

 

■夏井いつきのおウチde俳句

一分季語ウンチク「鳩吹(はとふく)

 

季語にはいくつかのジャンルがあるのですが

「鳩」という字が入っているわけですが

この季語のジャンルは鳩という動物ではなく

人の行い=人事のジャンルになっています

どういう季語なのかというと 猟師などが鳩の吹く声を

手を使って真似をする その発する鳩の鳴き声に似た音によって

猟師の間で連絡をとったり あるいは獲物を呼び寄せたりする

その為に使うのが この「鳩吹」という技術らしいです

実際に色んな所 特に田舎の方ですと 鳩の鳴き声

デーデーポッポーというやつ あれが聞こえてきたりもしますが

それが実は誰かの出いている「鳩吹」音なのかもしれないと

山に行くと本当にそんな音 聞こえるのでしょうか

どうやって出すんでしょうね 音

 

■夏井いつき俳句チャンネル

【新刊案】2026年カレンダーができました!

 

夏井いつき

四季を愉しむ風景-初めての俳句と暦-

出版社:インプレス 著者/編集:夏井いつき(監修)

 

Twitter  / natsui_haiku 

Instagram  / natsui_haiku 

夏井&カンパニー ホームページ:https://www.natsui-company.com

  

0 件のコメント:

コメントを投稿