2023年2月22日水曜日

板谷波山の言葉&夏井いつきのよみ旅in鳥取(前編)

菜の花忌医師のあるべき姿とは
上をへつらい下を貪る春埃(はるぼこり)
凍返る(いてかえる)病の前の平等よ
花筏医者の本意ぞリアニスト
医師ならば死してはならぬ菜の花忌

■日曜美術館 完璧なやきものを求めて 板谷波山の挑戦

私の父はいささか茶道の
たしなみがあったので
私は幼児から陶器や諸道具に
接する機会が多かった。
「波山焼」東京タイムズ(昭和28年より)

釉下彩(ゆうかさい)を波山は彩磁(さいじ)と呼んでいました。

自分の製作について、
私は何から何まで自分自身でやらないと
気が済まない。
窯に火を入れるとことも私自身でする。
薪を燃やす時の楽しさは
また格別である。
私は幼少の頃から、
火を燃やすことが好きであった。
私は世の中のことは何も考えないで、
土をいじり、窯を燃やしていたい。
これが私の志願だ。
楽しさは自ずとその中にある。
「わたしの仕事場」美乃国(昭和8年より)

■夏井いつきのよみ旅!in鳥取(前編)
テーマ ハッピーニュース・バッドニュース
「別れよう」我が心持(こころもち)氷点下   加藤朋記
帰路につくとなりの君も息白し   加藤朋記

説明できる好きは本当の好きじゃない   ROLAND

冬茜沖を滑るや船の影   安田智恵子

干し柿に陽ざし映して母の愛   雲内(うんない)恭子
(干し柿 冬の季語)

冬楽し目玉のやうな太陽も   夏井いつき

物の怪(け)に招かれ綿繰(わたく)る初冬かな   徳毛(とくも)文孝

帰漁(きりょう)船大橋くぐる冬うらら   花本愛羅

朋記君と愛羅ちゃんが成就できますように…。(祈)

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