(房総にて)
冬日没るいなげの浜のグランピング
立礼(りゅうれい)の濃茶点前や美浜園
冬に見たANAとJALでは雲泥の
写真だけでも言葉だけでも冬旱(ひでり)
冬の月おどれすどれのメッセージ
■NHK俳句 兼題「猫の子」
選者 髙柳克弘 ゲスト サンシャイン池崎 司会 武井壮
▪冒頭の俳句
鞄から子猫のかほや川まぶし 高柳克弘
俳句と映像
スリツパを超えかねてゐる仔猫かな 高浜虚子
ヤスリ舌我が顔削る子猫かな サンシャイン池崎
添削
ぺろぺろと我が顔削る子猫かな
▪入選九句 兼題「猫の子」
毬ひとつひとひを遊ぶ子猫かな 野口時晴(ときはる)
②どう見ても子猫夜雨(よさめ)の磨硝子(すりがらす) 宮本いずみ
③厄介をふはふはにしたのが子猫 元野(もとの)おぺら
池崎 説教の爺のふところから仔猫 西岡青波(せいは)
💮草叢(くさむら)が世界の初め仔猫跳ぶ 岸田朋香
積ん読を読ませておくれ猫の子よ 澪那(におな)本気子(まじこ)
パーカーのひも仔猫との時間かな 岩本実佳
武井 残業は無理です子猫生まれそう 後藤明美
どの鼻の寝息子猫の詰め合わせ 田中勲
猫の子の籠城せしは紙袋 武井壮
耳の奥迷宮めきて子猫かな 高柳克弘
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