2023年2月15日水曜日

広上淳一氏によるバーンスタインの言葉

笑み咲くや春の腰掛待合(こしかけまちあい)の
春陽射し一足石(いっそくいし)へゆっくりと
春の庭わたり六分(ろくぶ)に景四分(よんぶ)
飛び石の先の中門(ちゅうもん)春の茶事
苔深き外露地(そとろじ)目指し春の夕

■クラシックTV より
広上淳一氏 バーンスタインのアシスタントを経験

▪広上淳一氏が音楽を辞めたくなった時
バーンスタイン氏に言われた言葉
バーンスタインは問う 君は音楽が好きか?
広上淳一氏の答えは‎Probably多分…。
だったら お前の足のサイズで歩き続けろ
いつか音楽がお前に微笑むようになる
ただし オレはお前の歳には1000倍勉強した

▪広上淳一氏 曰く
バーンスタインとカラヤン 指揮者としての違いは?
カラヤン先生は本番は目を閉じているイメージ
本番で楽団員とコミュニケーションを閉じるのはご法度
自分の思い描く作品の理想はリハーサルででき上っている
リハーサルでは目を開けている
目をつぶるコンサートの段階では仕上がっていて
エネルギーだけを入れる指揮のスタイルだと思う

バーンスタイン先生は逆
目の前のミュージシャンが欲しているものを察し
ミュージシャンが満足する時間と音楽を提供する
最後に本番でもう一度一緒に汗をかく

▪2人が同じことを言っています
なんて指揮をするってすてきな時間なんだって

▪バーンスタイン 曰く
優れた音楽家になるには、
ただ技術的な練習をすればよいものではない。
音楽が生まれた歴史的・思想的・文化的な背景を深く理解し、
知性と感受性を備えた人間としての素養を積むことが必要だ。
吉原真理著「親愛なるレニー」より

▪天野和子さんとの交流はバーンスタイン氏が亡くなるまで続いた。

▪バーンスタイン 曰く
もし音楽家になりたいのなら心から
音楽家になりたいと思うことです
並の音楽家になることはたやすいことだし
うまく乗っかって音楽を演奏するだけなら
誰だってできる それは昼と夜ほどの違いがあります

▪広上淳一氏の言葉
バーンスタイン氏は愛と同時に
平和にものすごい執着があった
人類愛 ベートーヴェン先生みたいな
彼のスピーチには「国」は出てこない
Earth 地球と出てくる
What a Wonderful EARTH
地球は何と素晴らしいのか
彼の残したレガシーは
次の世代に伝えていかないと…。

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