春かなし防衛ならずささくれて
春光や生々流転葦簾(よしず)巻く
春の夜テンペのパワーふしぶしへ
風光る畳表を粛々と
春の風打てば響かん鉦鼓洞(しょうこどう)
■NHK俳句 兼題「草の芽」
選者 星野高士 ゲスト 細谷喨々(りょうりょう) 司会 武井壮
▪冒頭の俳句
甘草の芽のとび〱(とびとび)のひとならび 高野素十(すじゅう)
▪会いたい俳人、12人 高野素十
高野素十、水原秋櫻子、平畑静塔、中田みづほは医師だった。
細谷喨々氏の言葉
医学と俳句は相性が良かったのでは?
何かを表現したかったのでは?
俳句は恥ずかしくなく表現できるからだったのでは?
あいまいにできるから面白いと思われたよう。
高野素十 曰く
「俳句の道はたゞこれ写生。これたゞ写生。」
方丈(ほうじょう)の大庇(おおびさし)より春の蝶 高野素十
(星野高士氏の好きな句 龍安寺で詠んだ句
蝶々が春を連れてきたと虚子は評価いていた)
たんぽぽのサラダの話野の話 高野素十
(細谷喨々氏のお好きな高野素十の俳句)
▪入選九句 兼題「草の芽」
細谷 並びゐる雨後の夕べの名草の芽 佐伯恵美
草の芽やしゃがんでいれば見つめられ 久保政子
草の芽の径(みち)やはらかに歪(ゆが)みたる ふくじん
③草の芽やどこからも人現れて 森𠮷庸
草の芽や来ぬ人を待ちかねてをり 若林瑠香
②私 生き急ぐことはによと名草の芽 有村次夫
園児みな令和生まれや名草の芽 前田幸久
💮草の芽のそのうち歩き出しさうな さとうナッツ
武井 草の芽や地球を少し重くして 松本弓子
▪星野高士氏の好きな句
雛菓子の血の色医者をやめたき日 細谷喨々
悲しき時の詩をたまふ神雁渡(かりわたし) 細谷喨々
(ご本人のお好きな句
雁渡とは秋の季語
秋に吹く北風 雁が渡る頃の風なので雁渡という)
俳句は人生のしおりと言っておられた細谷喨々氏。
お優しいお心に触れられ最高の時間を過ごさせて貰いました。
感謝を込めて…。
■名言
大平光代 曰く
「できると思うことからはじめれば、
行動と結果はついてくると思っています。」
石角完爾 曰く
「過剰な用心は良い結果を生まない。
『心配』ではなく『判断』をせよ。」
孫正義 曰く
「うまくいかなくても
やったことは全部
将来の自分のプラスになります。」
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