秋風に背中押されてさようなら
秋の空罵り合戦終了す
自転車にクラブ縛りて秋の芝
秋の蚊やいつまで居つく逃げられた
秋の蚊に付きまとわれた十日間
NHK短歌 タンカツ 日本航空高校編(後編)
佐伯裕子 小沢一敬 カン・ハンナ ホリ
テーマ「叶える」
💮客室の狭い廊下を進みゆけカートが揺れても君は揺れない カン・ハンナ
搭乗券受け取る手元ふるえても君のひとみはまっすぐだった ホリ
添削
搭乗券受け取る手元ふるえても新人の君はまっすぐだった
飛行機のドアから送るハンドサイン那覇空港は今日も晴天 真志喜かな紗
席につきシートベルトをおしめください私福井がご案内します 福井奈々
シニヨンとスカーフ姿でいざ飛ばん私の職場は三万フィート 山口愛加
添削
シニヨンにスカーフ結んでいざ飛ばん私の職場は三万フィート
幼な子と乗務員との約束は世界の空で今日も飛び立つ 小沢一敬
テーマ「寮生活」
両親の喜ぶ顔がみたいから三一一八帯締める夜 ホリ
添削(三一一八は大槻瑛士君の寮の部屋番号)
両親の喜ぶ顔がみたいから三一一八黒帯締める
女子寮の二段ベッドの趙洋が飛び立つ春を待っている妈妈(マーマ) カン・ハンナ
💮日本の寮の窗(まど)から月見れば済南の湖(うみ)思い出す春 趙洋(しょうよう)
コロナ禍で出られなかったインターハイ部屋で仲間とシェアした悔しさ 大槻瑛士
添削
コロナ禍で出られなかったインターハイ部屋でシェアする悔しい思い
バレー部の練習終えて我走る風風呂満員待つ大行列 山本聖矢
三年間かけてピーマン克服し空手着を干す部屋は二十時 小沢一敬
テーマ「応援」
「かっ飛ばせ航空 !」君の掛け声で富士の山頂雲が消えゆく カン・ハンナ
来年の応援太鼓は俺の音甲子園球場のアルプススタンド 星野絋太
何度でも太鼓の鼓動と地響きでコロナに決して負けないように 斎藤みなみ
添削
何度でも太鼓の鼓動と地響きでコロナに私たち決して負けない
ゆびのまめつぶれて泣いた練習をはげますはなえのフルートの音 山岡千夏
添削
ゆびのまめつぶれて泣いた練習をはげますフルートはなえの音だ
守り切れ!!アルプススタンドジャンプするポニーテールの大応援団 牧野莉々
💮届くかなマスクの下の応援歌雲越えていけ夏の白球 小沢一敬
日本航空高校の生徒さん素晴らしかった!
きっと人生の目標を持って生きていらっしゃるからでしょうね。
夢を叶えてくださいね。応援しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿